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広島目指し自転車900キロの旅 糖尿病の中学2年生

7/30(日) 12:01配信

カナロコ by 神奈川新聞

 若者に突然発症するケースが多い1型糖尿病と診断された横浜国立大学付属鎌倉中学2年の大原慎人さん(13)=逗子市在住=が29日、同市から広島市まで自転車で旅する挑戦のスタートを切った。「糖尿病でもみんなと変わらず楽しく過ごせると伝えたい」と意気込み、約900キロメートルの道のりを駆ける。

 大原さんは10歳の時、1型糖尿病を発症した。吐き気やめまいなどに見舞われて入院し、治療を開始。「なぜ自分だけ」と落ち込んだが、1型糖尿病選手のみが所属する米国のプロ自転車チーム「チーム ノボノルディスク」の存在を知ったことをきっかけに、趣味だった自転車のプロ選手を夢見てトレーニングに臨むようになった。

 休憩のたびに血糖値を測定し、適切なインスリン注射や補食を行うことで、病気がない人と同じように自転車をこげるという。

 大原さんは「目標は完走だけど、自分の血糖値や体調の変化を学んで今後のレースに生かせるようにしたい」と先を見据える。父親の寛昭さん(39)と共にロードバイクに乗り、5日間のスケジュールで祖母の自宅近くにある広島平和記念公園を目指す。