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【世界水泳】池江「達成感」7種目13レースで奮闘…メダルならずも日本新締め

7/31(月) 7:05配信

スポーツ報知

 【ブダペスト(ハンガリー)29日=小林玲花】競泳で、日本選手団最多の7種目13レースに出場した池江璃花子(17)=ルネサンス亀戸=が大会を終えた。自身最初の個人種目決勝となった100メートルバタフライでは6位に終わったが、最後の混合400メートルリレー決勝で、3分24秒78の日本記録に貢献した。同種目と27日の女子800メートルリレーで日本記録をマークし、計8個の日本記録保持者となった。

 リオ五輪を超える7種目13レースを終えた池江の表情は充実感に満ちていた。目標のメダル獲得はできなかったが「満足ではないけど、達成感っていうのがすごく残る。本当に課題がたくさん見つかる試合だった」とうれしそうに笑った。

 池江にとって大会最後の種目は、混合400メートルリレー。7日間で13レース目にもかかわらず、伸びのある泳ぎで、53秒台の好タイム。第3泳者で、強豪国との差を縮め、4位に貢献した。「どうしてもいい形で終わりたかった。53秒台も出したかったので、出て本当に良かった」。2度目の世界選手権を自身8個目の日本記録で締めくくった。

 初めてのプレッシャーも背負った。初出場だったリオ五輪は「ビビらずにいけた」と、得意の100メートルバタフライで、予選から3回も日本記録を出して5位と自信をつかんだ。「次は世界選手権でメダル」と強く思い公言し、迎えた今大会。本番が近づくと徐々に気が重たくなった。「絶対メダルを取らなきゃって思っちゃう自分がいる。それがプレッシャーになっていると感じる」。楽しみよりも不安の方が大きくなっていた。

 リオ五輪後、週に1回の休みに取材が入ることも増えた。加えて今季は、肩や足首の痛みにも悩まされ、6月の欧州遠征では体調を崩し、体力が一気に低下。村上二美也コーチ(57)は「リオが10なら、6しか練習を積めていない」と指摘。休養やけがといかに向き合うか「自己管理もアスリートとして大事」と課題を挙げた。

 全ては成長の糧だ。「正直、リオの時よりも、本当に頑張ってきたっていう強化ができなかった。満足するような練習をやっていきたい」。今大会バタフライはサラ・ショーストロム(スウェーデン)が50メートル、100メートルの2冠。「(サラに比べて)タフでもないし、結果も出ていない。全ての種目で決勝に残るとか自己ベストを出したりとか。強い選手を見習いたい」。東京で頂点をつかむため、大きな経験をした17歳の夏だった。

最終更新:7/31(月) 7:05
スポーツ報知