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広島・誠也光ってる!魅せたレーザー&打った21号3ラン

7/31(月) 6:04配信

デイリースポーツ

 「広島14-1ヤクルト」(30日、マツダスタジアム)

 広島が今季最多タイとなる14得点の猛攻でセ・リーグ最速の60勝を挙げた。鈴木誠也外野手(22)が21号3ランを含む4安打5打点の打撃に加え、守備でも好返球で相手の得点を阻止するなど攻守で勝利に貢献した。チームは6カード連続の勝ち越しを決め、最速で8月2日に優勝マジックが点灯する。連覇へ向け、また一歩、前に進んだ。

 真っ赤に染まったスタンドから大歓声が鳴りやまなかった。蒸し暑さを吹き飛ばすほどの躍動感を見せた鈴木。攻守の活躍でセ・リーグ最速となる60勝目を呼び込んだ。

 一気に試合の流れを引き寄せたのは1点リードの六回だ。2死一、二塁で大松の右前打に対し、チャージした。二走・坂口が三塁を回ったが、鈴木は本塁へワンバウンドの好返球。間一髪のタイミングでアウト。同点となる得点を防いだ。

 「ああいうプレーが出ると、チームも乗っていく。守備の大切さが分かった」

 その直後の攻撃では豪快な一振りを見せた。無死一、二塁の好機で、左中間席後方へ運ぶ特大の21号3ラン。すると、この主砲の一撃に鯉打線が呼応。打者一巡の猛攻でこの回一挙8得点を奪った。

 不敗神話は継続中だ。本拠地で鈴木が本塁打を記録した9試合(計10本塁打)は、9勝0敗。鈴木が打てば勝つ-。それほど若き主砲がチームに与える影響は大きい。

 夏本番となり猛暑が続く広島。この日の練習後には食堂でスイカが振る舞われた。夏バテ対策にもってこいのスイカ。全体の90%は水分だが、アミノ酸や不足しがちなカリウムなどのミネラルや、エネルギー転換が早い果糖やブドウ糖が含まれ、疲労回復をサポートする。“スイカ効果”なのか、効果はすぐに発揮され、打線が大爆発した。

 もちろん、鈴木は試合前の準備も怠らない。守備、打撃練習後には外野へ行き約50メートルのダッシュを繰り返す。その日初めての全力疾走が試合中にならないように-。結果、体のキレを生み出し、最善の状態で試合に臨むことができている。

 7月19日・阪神戦(甲子園)以来の4安打をマークし、5打点は5月10日・ヤクルト戦(神宮)以来。打点はリーグトップの76となった。「まだ8月に入っていない。優勝という目標があるので、自分の役割をやろうと思っている。気にしていない」と頂点だけを見つめる。

 最速で8月2日にマジックが点灯する。最強鯉打線の核となる若武者が、連覇へ向け全力プレーでチームの勢いを加速させる。

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