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横綱白鵬、1周忌の元横綱千代の富士を偲ぶ 「人を引き付ける人だった」

7/31(月) 17:03配信

デイリースポーツ

 元横綱千代の富士の先代九重親方が亡くなり、7月31日で1周忌を迎えた。名古屋場所で2場所連続、自らの記録を更新する39回目の優勝を果たした横綱白鵬(32)=宮城野=は滋賀県草津市で行われた巡業先で故人をしのんだ。

 31度の優勝、国民栄誉賞を受けた偉大な先人横綱。逝去から丸1年がたったことを告げられた白鵬は「早いね…」と言ったきり、言葉をつまらせた。

 先場所の名古屋場所では元大関魁皇(浅香山親方)の通算1047勝を抜き、歴代最多となる1048勝を達成。9日目には千代の富士の1045勝を超え、翌日には超えた。横綱で歴代1位の記録は「価値が違う」とし、魁皇の歴代1位と同じくらい大事な価値と考えてきた。

 「大記録に並び、更新して優勝して。巡業に出られて、仕事を全うしている。(天国から)『よくやっているな』と言葉をかけてくれるんじゃないかな。土俵の上では厳しいけど、土俵を下りればユーモアのあふれる、人を引き付ける人だった」と話した。

 この日は巡業の稽古で若武者、阿武咲(阿武松)をぶつかり稽古の相手に指名し、売り出し中、21歳の当たりを受けた。「体が硬い感じがした。横にいなしたら付いて行けない」と力不足を認識。まだまだ世代交代に立ちはだかる気概をにじませていた。