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【2歳勝ち馬診断】完勝のレイエンダ…兄弟ダービーVを期待させる勝ちっぷり

7/31(月) 22:28配信

スポーツ報知

【レイエンダ(牡、美浦・藤沢和雄厩舎)、父キングカメハメハ、母ラドラーダ、馬トクPOG指名者数1399人】

 30日の札幌5Rの2歳新馬(芝1800メートル、7頭立て)は単勝1・2倍を集めた、今年のダービー馬レイデオロの全弟レイエンダ(牡、父キングカメハメハ、美浦・藤沢和雄厩舎)が注目の初陣を勝利で飾った。

 最後方の追走から直線、肩ムチ1発で、追いすがる2着のラソワドールに1馬身1/4差をつける圧勝劇。勝ち時計は1分51秒4。

 ルメールは「後方でリラックスし、直線の反応がとても速かった。距離はチョット長くなってもいける。来年のチャンピオンホース? なれるんじゃないかな」と話し、藤沢和調教師は「馬が怒っては困るので、後ろでなだめたようだ。お兄ちゃんと同じで、かかる馬なので、レース間隔は詰めない方がいい」と今後を語った。

 馬体重も兄とほぼ同じの474キロ(レイデオロ初戦は476キロ)で、厩舎、ジョッキー、オーナーを含め、同じチーム。兄にもみられた前に行きたがる面もしっかり把握、ケア済みなわけで、今後も兄を育てた経験則が、大きくものをいうはずだ。10月デビューの兄よりも早い始動となったが、これはクラシックへの旅程でトラブルがあっても調整できる日程的な余裕を含んだものだろう。

 祖母レディブロンド(父シーキングザゴールド)はディープインパクトの半姉。母のラドラーダ(父シンボリクリスエス)とも藤沢厩舎の所属でオープンまで上りつめた才女だった。そこに万を持してのキングカメハメハを配合。

 しかも素晴らしいのは、この血統表にサンデーサイレンス(SS)の文字がないことだ。あふれかえるSS系繁殖牝馬向けにしっかり「SS」のピースを空けておく深慮。数年後、生産者が「レイデオロとレイエンダ、どっちを種付けしようか」と悩む姿がすでに想像できる。

 そんな近未来まで気持ちを持っていかれた、レイエンダ、堂々の勝ちっぷりだった。(大上 賢一郎)

最終更新:7/31(月) 22:33
スポーツ報知

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