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【中日】“筆頭弟子”大野が見た、42歳岩瀬の“加齢”なる鉄腕伝説

8/1(火) 6:04配信

スポーツ報知

 中日の岩瀬仁紀投手(42)がプロ野球最多の949試合登板に「あと2」と迫っている。既にプロ野球最多403セーブを挙げている球界最年長選手の“筆頭弟子”を自称し、「隙あらば話を聞きにいっている」というのが大野雄大投手(28)だ。レジェンド左腕の心技体のすごさを、後輩のエース左腕が見た―。(取材・構成=田中昌宏)

 〈1〉心―打者心理 大野の証言では、愛知大時代に強打者として鳴らした経験からか、打者心理を掌握しているという。

 「左打者の外角を狙った直球が内角に入ると、高確率で打たれるんですが、岩瀬さんは『抜け過ぎてインハイにいくと逆に打てない』と言う。『予測できない球筋だから打てない』と。なんで打者心理まで分かるんかなと不思議です」

 〈2〉技―技術の継承 岩瀬自身も同じ左腕の大野に目をかけており、6月末には「足をゆっくり上げ下げして投げた方が打者は差し込まれる」とフォームの“マイナーチェンジ”を進言。大野は7月7日のDeNA戦で7回1失点と好投。5勝目を挙げた。

 「勢いで投げていた僕からすれば変更は勇気のいること。でも(DeNA戦は)確かに体の疲労の割に、打者は差し込まれていた。僕は現役で一番、岩瀬さんに話を聞きにいっている人間だと思う。それでも一を聞くと十の答えが返ってくる。引き出しがとても多い」

 〈3〉体―ルーチンワーク 岩瀬が「年とともにやるべきことが増えた」という日課のトレーニング。日々の積み重ねで加齢による衰えを補っている。

 「19年も第一線でやれる理由として、体が丈夫なのはもちろん、準備を怠らない点もあるのでは。試合前に外野で走り終えてから個別の練習メニューに入るんですが、岩瀬さんはダンベルを使ったものなど10種類のトレーニングを汗だくになってやっている。僕も『毎日欠かさず何かを続けなアカン』と今季から体幹トレを取り入れました」

 2015年は1軍登板がゼロに終わるなど一時の不振から復調した42歳左腕。中日を牽引(けんいん)する大野の目にも、いまだ頼もしく映る存在だ。早ければ1日からのDeNA3連戦(横浜)で大記録を達成する。

最終更新:8/1(火) 6:04
スポーツ報知