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【宮城】仙台育英、再試合2日間計24イニング5時間26分制し甲子園へ王手

8/1(火) 6:53配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権宮城大会 ▽準決勝 仙台育英5―1東陵(31日・コボパーク宮城)

 宮城大会は延長15回引き分け再試合となった準決勝1試合が行われ、仙台育英が5―1で東陵を破り、2年ぶり26度目の夏切符に王手をかけた。1日の決勝では昨夏代表の東北と対戦するが、中1日の東北に対して仙台育英は過酷な3連戦となる。佐々木順一朗監督(57)は「ドラマを作る」と逆境をはね返してのメークドラマ完結に気合をにじませた。1日には全国49代表校が出そろう。

 2日間計24イニング、5時間26分の激闘に終止符を打った。仙台育英ナインは、笑顔の裏で疲労を我慢していた。3回の先制2点打など、全てタイムリーの3安打4打点で勝利に貢献した3番・山田利輝左翼手(3年)は「疲れはたまっている。でも、あした勝たなきゃやってきた意味がない。あしたも打って勝つ」と1日の決勝へ力を込めた。

 決勝でぶつかる東北は30日の準決勝に勝利。中1日と休養十分で大一番を迎える。一方、3連戦となる佐々木監督は「ウチはボロボロになって決勝に行くわけですから。相手(東北)よりもはるかに不利。東北が勝つなら普通」と笑った。

 それでも指揮官は、この日の再試合の前に「ドラマを作るいい機会じゃないか」とナインを鼓舞した。見事に勝利を収め「ドラマの土台ができた。ドラマを作るのはウチしかない。ボロボロで、ダメでも、どんでん返しがあるから面白い」と“メークドラマ”を完結させての優勝を予告した。

 “役者”はそろっている。佐々木監督が「打の元気係。一番頼りになる」と期待を寄せる山田が大活躍。連投のエース左腕・長谷川拓帆(3年)も6回1安打無失点に抑えた。3安打全てを中堅から右の逆方向に運んだ山田は「引き付けて打とうと意識した。自分もドラマが好きなので」と“大ヒット”に胸を張った。

 夏の甲子園は、平沢大河内野手(現ロッテ)、佐藤世那投手(現オリックス)らを擁して準優勝した15年以来。昨夏は県大会準決勝で東北に延長11回の末、サヨナラ負けを喫した。山田は「先輩たちの分まで頑張りたい」とリベンジに燃えるナインの気持ちを代弁。ドラマの“プロデューサー”でもある佐々木監督は「自信がなきゃ、やってられないですよ」とニヤリだ。奪うは今夏、全国ラストの聖地行き切符。ハッピーエンドの舞台は、整った。(竹内 竜也)

最終更新:8/2(水) 17:32
スポーツ報知