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山塩、農産物で新特産品 地域活性化へ 製塩所で販売

7/31(月) 9:12配信

福島民報

 福島県北塩原村の会津山塩企業組合は山塩と地元産農産物を使った六次化商品を開発し、新たな特産品として売り出す。今秋にオープンする新製塩所で塩おにぎりやごま塩、わさび塩を販売する計画。将来は商品の原料を生産する農業法人の設立も検討しており、村の基幹産業である農業の活性化と雇用創出を目指す。
 村内大塩に建設中の新製塩所が完成すると、現在の2倍に当たる年間4トンの山塩の生産が可能となるため、新たな特産品作りに乗り出す。おにぎり用のコメをはじめ、ふりかけ用に山塩と混ぜるゴマとワサビを村内の農家で調達する。農家に栽培を委託するか、組合が農地を借り受けて栽培する案などを検討し、最終的には全て村内産で賄う方針だ。見学コースを設け観光客を迎える新製塩所の目玉商品として、施設内の直売所で売り出す。
 大塩裏磐梯温泉の源泉を煮詰めて作る会津山塩はカルシウムやマグネシウムなどを豊富に含んでおり、海塩と風味が異なるのが特長。さまざまな六次化商品を生み出し、県内外にPRして誘客につなげる。
 将来的には、直売所でトマトやトウモロコシを売り、山塩を付けて味わってもらう計画もあり、こうした農産物の生産も視野に入れている。安定的な供給と村民の雇用を目指し、農業法人を組織する構想も抱いている。
 会津山塩の製造は6人の職員が全て手作業で行っている。大塩裏磐梯温泉の源泉水をタンクで工場まで運び、新窯で煮詰める。その後、乾燥させ、不純物を取り除いて袋詰めする。県内外の小売店をはじめ、日本料理、イタリアン、スイーツなどの飲食店合わせて100店以上に納入している。
 組合は村内の商工業者ら十数人で組織している。代表理事の栗城光宏さん(46)は「特産の山塩の生産を農業と結び付け、地域活性化を図っていきたい」と話している。

福島民報社

最終更新:7/31(月) 10:13
福島民報