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金利上昇期にはどんな資産に投資すればいい?

7/31(月) 21:25配信

投信1

2008年のリーマンショックから続いていた日米欧の未曽有の金融緩和。日本はまだ出口が見えていませんが、米欧は明確に解除に向かいつつあります。米国では既に政策金利の利上げが開始され、現在は利上げのスピード感が市場のテーマになってはいるものの、緩和終了の方向は逆戻りしません。

欧州も、欧州中央銀行(ECB)の緩和縮小がいつ、どの程度のスピードで行われるかが市場の関心事項です。日本は緩和終了モードではないので、これからしばらくは米欧の金利が上昇し、日本とは金利差が拡大していくことが予想されます。

一般的には、金利上昇は投資する際の資金調達コストが上がるために、投資の観点からはマイナスの影響があります。また、逆に預金金利が上がる効果もあります。そのため、個人投資家は無理にリスク資産に投資しなくても、預金の利回り上昇により元本を確保しながらお金に働いてもらう効率がアップしますので、リスク資産の下落要因となります。

では、金利上昇期に預金等の元本確保商品に資金を待機させる(=投資しない)以外に、どのような資産に投資すればよいのでしょうか?  資産ごとの特性を以下で見てみましょう。

債券

債券は預金と同じ金利商品ですが、金利が上昇すると債券価格は下落するので長期国債等は避けた方がいい資産です。

株式

経済の一般原則からすると、金利上昇は経済が浮揚する時に起きるため、株式はその時期に上昇する確率が高いと言えます。しかし、実際の市場はそれほど教科書通りにはいかないものです。

たとえば、レバレッジの高い(=負債依存度が高い)企業は借入コストが上昇し、業績の低下につながるので株価にはマイナスです。また、金利の上昇自体が経済の浮揚に伴う「良き」金利上昇なら問題ないですが、ハイパーインフレ等、「悪しき」金利上昇では購買力が低下し、経済にとってマイナスですのですんなり株価上昇とはなりません。

こうして見ると、銘柄や金利上昇の理由にもよりますが、株式は金利上昇期に無条件にお勧めできる資産ではありません。

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最終更新:7/31(月) 21:25
投信1