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ステロイドの塗り薬、種類・効果・副作用は?

7/31(月) 17:45配信

All About

◆ステロイド塗り薬(外用薬)の効果と副作用

「ステロイド」と聞くと副作用を思い浮かべて不安になる方が多いようですが、ステロイドは上手に使うと炎症を抑える力の強い、効果の優れた薬です。

皮膚科で湿疹、かぶれ、虫刺されに処方するのはステロイドの塗り薬ですが、皆さんがイメージされる怖い副作用が起こりうるのは、いずれもステロイドの飲み薬を長期間飲み続けた場合のものであり、塗り薬の場合に心配する必要はありません。塗り薬を皮膚表面に塗っても体に吸収されるのはごく微量であり、全身の副作用が起こることはまず考えにくいからです。

ステロイドの塗り薬を長期間使うことで起きる副作用で代表的なのは

・皮膚が薄くなる
・皮膚表面の血管が開いて赤みが出てくる

という2つでしょう。いずれも、3ヶ月以上という長期間、顔などの特に皮膚が薄い部分に毎日塗ると出やすい副作用です。ただし、これだけの長期間ステロイドを毎日塗り続ける必要が出てくることは稀です。1~2週間、集中的に毎日ステロイドを塗り、一度治った後は塗るのをやめ、症状が再び出たときだけステロイドを塗る、といった使い方では、通常副作用は出現しません。そのため、普通の使い方ではステロイドの塗り薬で副作用は心配しなくて大丈夫です。

◆ステロイド塗り薬で色素沈着? 「跡が残る」は誤認

「ステロイドを使うと跡が残りませんか?」と質問を受けることも多いですが、これも稀です。湿疹や虫刺されの後に茶色の色が残ることがあるのは、赤く炎症を起こした後にメラニンが残る「炎症後色素沈着」という状態であり、ステロイドの副作用が原因ではありません。

◆ステロイド飲み薬(内服薬)の効果と副作用

また、皮膚科では重症のじんましんや虫さされ、薬による発疹(薬疹)に対して、短期間ステロイドの飲み薬を使うことがあります。しかしこの場合も数日~3週間程度の短期であれば胃に多少負担がかかる程度で、大きな副作用を心配する必要はありません。

皮膚科の領域であれば膠原病、水疱症といった自分に対する特殊な免疫ができてしまい皮膚が傷害される「自己免疫性疾患」の場合には、ステロイドを半年以上といった長期間内服することがありますが、これらは特殊なケースになります。

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最終更新:7/31(月) 17:45
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