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中国北京市に大量の偽携帯基地局が存在する理由

7/31(月) 10:51配信

THE ZERO/ONE

以前、偽の携帯電話基地局から大量の広告ショートメッセージ(SMS)を発信した事件をお伝えした(https://the01.jp/p0005114/)。その際、偽携帯基地局からのSMSは、発信元の電話番号を自由に偽装できるため、受信者側では本物のSMSなのか、偽物なのかの見分けがつかないという危険性を指摘した。案の定、中国で、偽携帯基地局から発信したSMSでフィッシングサイトに誘導する詐欺事件が発生したと、『新京報網』が報じた。

本物の電話番号を騙る偽サイト

5月23日に、クレジットカードの利用明細を受け取った劉さんは驚いた。身に覚えのないキャッシングがされていたのだ。劉さんは、記者の取材に次のように答えた。「2月末に申し込んだクレジットカードが、5月頭にようやく使えるようになったばかりだったのです。5月4日には1990元(約3万3000円)がキャッシングされ、その後立て続けに数件キャッシングされてしまいました」。

被害を受けてから、劉さんは銀行から受け取ったSMSが怪しかったのではないかと思い始めた。

カードが使えるようになったばかりの頃、劉さんの携帯電話に、口座のある銀行からのSMSが入ってきた。「当行では、ポイント交換キャンペーンを開始しました。あなたの現在のポイントは4678ポイントで、467.8元(約7700円)の現金に交換できます。こちらのリンクから交換を行ってください」というものだった。

そのSMSは、間違いなく銀行の番号からのものだった。劉さんは、銀行の電話番号を連絡帳に登録してあったので、SMSを開くとちゃんと銀行の名前が表示される。それで安心をしてリンクをタップしてしまった。リンク先もいつも使っている銀行のサイトに間違いがないと感じた。

ところが、このSMSは、偽携帯電話基地局から発信元電話番号を偽装して送信されたもので、リンク先は銀行のサイトそっくりにつくられたフィッシングサイトだった。劉さんは、そこにカード番号や暗証番号などを入力してしまったのだ。

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最終更新:7/31(月) 10:51
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