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張本智和の妹 美和、タイトル逃すも素質は兄以上!?【卓球・全農杯】

7/31(月) 13:11配信

テレビ東京スポーツ

 兵庫県のグリーンアリーナ神戸を舞台に7月28~30日に開かれた「全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)」が閉幕し、小学生以下の卓球日本一が決定した。

日本卓球界の未来を担う小学生日本一が決定!【全農杯】

 今大会でひときわ注目を集めた選手に、日本代表の張本智和(JOCエリートアカデミー)を兄に持つ、小学3年生の張本美和(仙台ジュニアクラブ)がいた。その張本美和は小学4年生以下のカブの部で優勝候補に挙げられるも準優勝。小学2年生以下のバンビの部では2015年に優勝したものの、昨年は準優勝に甘んじており、今年もあと一歩のところで優勝を逃して涙を飲んだ。

 ちなみに兄の智和は2010年から2015年まで同大会に出場し、小学2年生以下のバンビの部、続くカブの部、そして小学6年生以下のホープスの部を通して6連覇を成し遂げている。この記録は男子の最多優勝記録として、大会史上にさん然と輝く。

小学生にして戦術で勝てる張本美和の早熟さ

 張本美和のプレーはどの試合を見ても対戦相手より一枚上だった。小学3年生とは思えない豊富な回転量の両ハンドドライブを武器に巧みにコースを打ち分け、相手を翻弄していく。試合運びにも緩急があり、小学生の試合ではあまり見られない戦術も明確に見えた。

 それが最も顕著だったのは、昨年、決勝で負けた同学年の小塩悠菜(美里クラブ)との準決勝だ。小柄ながら身体能力に優れた小塩は、全身がバネのような俊敏さと天性の反射神経でボールに反応し、ペンホルダーに近い挟み込みのようなグリップで強打してくる独特のパワープレーを持ち味とする。聞けば元卓球選手でボクサーだった母の影響でボクシングと卓球を並行してやっているそうだ。その小塩を相手にリベンジマッチに臨んだ張本は、事前にしっかり対策を立て試合で実践していた。

 張本美和に関して、「素質は兄以上のものがあるかもしれない」と、以前からその才能に注目してきた日本卓球協会強化本部長の宮崎義仁氏※たちさきは、「1年前に比べて大人の卓球をするようになってきている。相手の弱点をわかった上で、そこを突いていこうとしていた」と評価しつつ、「コーチである親御さんも本人もしっかり勝ちたいという気持ちからか、ちょっと硬さが見えた。張本の実力を持ってすれば、今後は今の倍ぐらいの強さを出していけると思う。今回、戦術で勝ったのを見て、相当なポテンシャルの持ち主だと改めて感じた」と話す。

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