ここから本文です

【損害賠償責任】火災保険と切り離して考える「個人賠償責任保険」で注意すべき点

2017/7/31(月) 12:20配信

マネーの達人

前回、火災保険と個人賠償責任保険の重要性について投稿させていただきましたが、賠償責任保険はとてもわかりづらい保険です。

火災保険と切り離して個人賠償責任保険についてお話しをさせていただきます。

「個人賠償責任保険」とは

「個人賠償責任保険」は個人及びその家族が、住宅の管理やその他の日常生活において、偶然な事故により負担する法律上の損害賠償責任に対してお支払いする保険です。

最近は多様な趣味を持ったり、スポーツやペットの飼育などを楽しむ人が増えています。

それと同時に思わぬ事故で他人に迷惑をかけるケースが目立ってきました。

昔であれば菓子折りで済んでいたようなケースでも、最近は金銭的な補償を求められる恐れが多分にあります。

個人の日常生活を包括的に賠償事故からガードする「個人賠償責任保険」は一家にひとつ加入しておきたい保険のひとつですね。

法律上の損害賠償責任とは?

日常生活に起因する主な法律上の賠償責任は次のとおりです。

個人賠償責任保険が適用となる実際の事故においては、(ロ)不法行為責任に関わるものが多いようです。

(イ) 債務不履行責任(民法415条)
(ロ) 不法行為責任(民法709条)※1
(ハ) 監督者の責任(民法714条)
(ニ) 工作物の責任(民法717条)
(ホ) 動物占有者の責任(民法718条) 

など

■※1 不法行為による損害賠償責任

不法行為とは、「故意又は過失※2によって他人に損害を与える違法な行為」をいいます。

不法行為責任が成立する要件は、以下の要件が満たされていることが条件となります。

(1) 加害者が故意または過失があること(過失責任主義)

(2) 他人の権利を侵害したこと

(3) 加害者に責任能力があること

(4) 加害行為によって他人に損害が発生したこと

(5) 加害行為と損害の発生に相当因果関係が存在すること

■※2 故意・過失について

故意とは、「自分の行為が損害を及ぼすことを知って、なおかつ、敢えて行為をするという心理状態」をいいます。

また、過失とは、「自分の行為が他人に損害を及ぼす可能性を認識することができたにもかかわらず不注意によって認識しない心理状態」をいいます。

個人賠償責任保険は、基本的に故意は免責ですが、ほとんどの保険会社では過失・重過失を免責としていません。

1/2ページ

最終更新:2017/7/31(月) 12:20
マネーの達人