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「人と自然が共存」奄美の価値伝えよう 教育講演会で指摘 奄美大島瀬戸内町

7/31(月) 13:00配信

南海日日新聞

 鹿児島県大島郡の瀬戸内町内教育講演会(教育振興会主催)が29日、同町古仁屋の海の駅であった。町内の小中高教諭ら教育関係者約40人が出席。環境省奄美自然保護官事務所の上席自然保護官・千葉泰人さんを講師に、奄美群島の自然環境と保護の取り組みについて理解を深めた。

 講演会は町内の教育関係者が地域への関心などを高め、学校教育に生かすことを目的に、同会が毎年開催している。今回は世界自然遺産登録への動きが活発化する中、奄美大島の現状や課題への認識を新たにしようと実施した。

 千葉さんは「狭いエリアに多くの固有種が存在し、人と自然がここまで近くで共存している土地は世界でも珍しい」と奄美群島を評価した上で、世界遺産登録に向けた課題として▽外来種の駆除▽希少種の保護に向けた取り組み―が必要と指摘。「外来生物は一度定着すると根絶が難しい。登録のためには今後も持続的に駆除や予防を続けることが重要」と語った。

 登録後については「交流人口の増加や知名度の上昇は確実。登録がゴールではない。貴重な自然が壊されることのないよう、地域づくりをどう進めていくのかを住民が主体となって考えなければいけない」と強調。「世界に誇る古里の価値を子どもたちに伝え、自然を守る心を育ててほしい」と呼び掛けた。

奄美の南海日日新聞

最終更新:7/31(月) 13:00
南海日日新聞