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サファテ4人斬り ホークス3連勝貯金最多29

7/31(月) 6:02配信

西日本スポーツ

 勝負手でピタリ0差! ソフトバンクが工藤監督の執念采配で3連勝を飾った。守護神サファテを今季2度目となる回またぎで起用。連投のモイネロを含む6人のリレーで1点差ゲームを逃げ切った。貯金は今季最多の29。6回終了時点でリードした試合は48勝1敗になった。楽天が逆転勝ちしたため、35年ぶり珍事となるマイナス1ゲーム差への“接近”はならなかったが、9連戦をスタートから連勝。奪首は時間の問題だ。

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 ■8回2死一、三塁

 ゲーム差0で捉えている首位楽天を、一気に追い抜く。その気迫がこもったムチを、工藤監督が入れた。8回2死。嘉弥真が、1点差に迫られる適時打を大谷に浴び、なおも一、三塁の危機を迎えると、指揮官が迷わずベンチを出た。「ピッチャー、サファテ」。気合満点の表情で主審にそう告げると、絶対的守護神をマウンドへと送り出した。

 「サファテの方から、そういう時でもいきますよという話があったので。まあ、確認を取った上で、です」

 今季2度目の「勝負手」解禁だった。サファテが8回途中から登板したのは、逆転で1点差勝利を収めた1日の楽天戦(Koboパーク宮城)以来。シーズンで何度もないイレギュラーなマウンドだが、今回も圧巻の投球でチームを救った。レアードへの初球に二盗を許し、一打逆転の場面となったが、2球目の155キロで力ない右飛。回またぎとなる9回もマウンドに上がり、二つの空振り三振を含む三者凡退で1点差を守り抜いた。

 「この前(1日)も言ったが、なかなか走者がいる場面ではいかないので、アドレナリンが出た。こういう時期だし(回またぎは)問題ない」。その言葉も、存在自体も、逆転Vへ向けて頼もしすぎる。

 この日は、8回を「仕事場」とする岩崎が先頭への四球や安打を許すなど本来の精彩を欠いたことで、大谷を迎えた場面で嘉弥真を投入。その左キラーも、打ち取った打球とはいえ適時打を浴びた。普通のチームなら逆転されてもおかしくない流れでも、サファテが君臨するホークスはそれを許さない。

 ■モイネロは連投

 数字もそれを示す。今季は6回終了時にリードしている試合は、これで48勝1敗だ。サファテだけでなく、この日は6回1死一塁の場面からモイネロが武田を好救援。逆転勝ちした楽天とのゲーム差こそ変わらなかったが、抑えの松井裕ら故障離脱者が続出しているライバルとは対照的に、勝ちパターンの投手を惜しみなくつぎ込み3連勝をもぎとった。もちろんリーグ登板数の上位にホークス救援陣の名前は目立つが、サファテは「シーズンが終われば休める」ときっぱり。このタフさとチームの勢いで、楽天を追い抜き、引き離す。

西日本スポーツ

最終更新:7/31(月) 6:02
西日本スポーツ