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全員初めて「夏休みラジオ体操」7年ぶり復活 地域の高齢者も参加 福岡県飯塚市

7/31(月) 11:34配信

西日本新聞

 福岡県飯塚市伊川の伊川公民館で「夏休みラジオ体操」が7年ぶりに復活した。地域の“夏の風物詩”は、伊川・乙丸地区自治会の須尭勇人会長(63)の呼びかけで再開。児童と保護者、地域の高齢者が一緒になって汗を流し、「多世代の交流を通じて地域に活力が生まれる」と笑顔があふれた。

 夏休み初日となった21日午前7時。ラジカセのスピーカーからおなじみの音楽が響いた。参加したのは伊川地区に住む小学生23人のうち14人。未就学児2人も加わった。全員が夏休みのラジオ体操は初めてで、慣れないしぐさの児童もちらほら。高齢者約30人も体を動かしながら、温かく見守った。

 児童2人が子どもたちの前に立ち、お手本となった。伊岐須小5年の日高光成君(10)は「全員に聞こえるように大きな掛け声を心がけた」。同小4年の土田徠夢君(9)は「みんなと向き合って体操をするので、普通の動きと逆にしないといけない。明日は間違えないようにしたい」と話した。

 須尭さんによると、夏休みのラジオ体操は2010年まで子ども会活動として続いていた。少子化や安全上の理由から参加児童は4~5人まで減少し、世話役を務める大人が減ったこともあり途絶えたという。

 復活を思い立ったのは、老人会の主催で昨年11月に始まった「生き活きサロン」での参加者の元気な姿に触発されてから。「この活力と組織力を生かさないともったいないと感じた。話をすると快く応じてくれた」。21日には認知症の高齢者の姿もあったが、「子どもたちと触れあうことで、いつもより笑顔が多かった」という発見もあった。

 今季は7月30日までと8月21~30日の計20日間開催し、来年以降は回数を増やす予定だ。須尭さんは「健康で、安全で、楽しいラジオ体操の取り組みを通じ、地域の絆を強めていきたい」と話している。

=2017/07/29付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:7/31(月) 11:34
西日本新聞