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ハミルトン、レース終盤”約束”を果たす「ボッタスにポジションを戻した。僕がチームプレイヤーであることが証明できれば幸い」/ハンガリーGP

7/31(月) 7:00配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、レース中にチームオーダーでポジションを上げたが、フェラーリを抜くことができず、約束通りバルテリ・ボッタスにポジションを戻した。この行動で、自分が”チームプレイヤー”であることを証明したと語った。

【写真】3位のボッタス。ポジションを戻したハミルトンに感謝していると語った

 ハンガリーGPの決勝レース後半、メルセデスはフェラーリとの差を縮めており、ボッタスは43周目にチームオーダーによってハミルトンを前に出した。一方フェラーリは、トップを走るセバスチャン・ベッテルがステアリングに問題を抱えていた。

 もしボッタスがキミ・ライコネン(フェラーリ)を抜けなかったら、自分を前に出すようにとハミルトンが申し出たのか、とレース後彼に尋ねた。なおハミルトンは、約束通り最終ラップにはボッタスを前に出し、ポジションを戻していた。

「今日の僕のドライブや、僕がどういう行動をしたかということから、僕がチームプレイヤーであり、約束を守ったということを示せていれば幸いだ」とハミルトンはテレビの取材に答えていた。

「7秒遅いというのはタフな状況だったし、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にポジションを奪われるのではないかとナーバスになっていた。でも幸運なことに、そうはならなかった」

「チャンピオンシップでは厳しい状況だけど、僕は約束を守る男だ。でもチャンピオンシップを失いたくはない」

 一方ボッタスは、ハミルトンの後ろを走行していた際に、彼がポジションを戻してくれないのではないだろうかと心配になったと話した。だからこそハミルトンが約束を守ったことに感謝しているという。

「ギャップが大きかったので、(ポジションのことが)問題になるだろうとわかっていた。でも最終的には大丈夫だった」とボッタスは話した。

「もし表彰台圏内を走っていたら、全員がポジションを戻してくれるわけではないからね」

「最後には少し心配になった。今日はバックマーカーの処理に苦労していた。だけどルイスが約束を守ってポジションを戻してくれたことに感謝している」

 ハミルトンは、レース中に無線のトラブルに見舞われチームとコミュニケーションを取れなくなったが、もしそれがなければ、違う戦略を採用したり、フェラーリに挑むためにもっと早くボッタスを追い抜くこともできたかもしれないと話した。

「ペースはすごく良かったけど、無線のトラブルがあったので、チームに”タイヤの状態は良い。このまま走らせてくれ”と伝えることができなかった」

「もしあと5周か10周ステイアウトしていたら、フェラーリに挑戦してオーバーテイクできたかもしれない。でもバルテリの後ろで抑えられて、そこでかなりタイムを失った」

「ペースが良かったことをチームに伝えられなかったけど、彼らはそれをわかっていたし」

「とにかく、僕は彼にポジションを戻した。僕は(ライコネンを)オーバーテイクできなかったけど、最後には正しいことをしたよ」

 ハミルトンは、ドライバーズランキング2位でサマーブレイクを迎えることになる。ランキング首位のベッテルとは14ポイント差であり、チームメイトのボッタスは19ポイント差でハミルトンを追いかけている。

Glenn Freeman