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世界水泳・瀬戸選手が銅 同級生は本人にLINE、地元毛呂山でPV

7/31(月) 22:31配信

埼玉新聞

 世界で戦うわが町のヒーローを、声の力で後押し―。ハンガリーのブダペストで7月30日に行われた水泳の世界選手権競泳男子400メートル個人メドレー。銅メダルを獲得した瀬戸大也選手(23)=ANA=の出身地・埼玉県毛呂山町ではパブリックビューイング(PV)が行われ、大勢の町民らが声援を送った。

 30日午後11時半すぎ、PV会場の毛呂山町中央公民館には大勢の人が集まっていた。願うのは瀬戸選手の活躍と、「世界水泳で3連覇を」。街中の静けさとは対照的に、会場は熱気に包まれた。

 日付が31日に変わってしばらくするとレースが始まり、懸命に泳ぐ瀬戸選手の様子が画面に映し出された。「頑張れ」。バルーンをたたく手にも力が入る。前半でライバルに先行を許し、心配そうな表情を浮かべる人もいたが、後半に追い上げて3位でフィニッシュ。会場に笑顔があふれた。

 「3連覇できなかったのは残念だけど、メダルを取ったことは感動」。同町の自営業村田昌明さん(55)は瀬戸選手をたたえる。「絶対に追い上げてくれると思ってた」と後半の粘りを称賛するのはパートの奥泉陽子さんと斉藤紀子さん。レース前に携帯電話の無料通信アプリ「LINE」で、活躍を期待するメッセージを送っていた瀬戸選手の同級生で公務員の金井秀樹さん(22)は「金メダルを取ってほしかったけど、3位に入ったのは、大也の意地があったのでは。銅でもすごいこと。タフなレースでお疲れさまと言いたい」とねぎらった。

 200メートルバタフライと合わせ、メダル2個を獲得して終えた今大会。さらに先にある2020年の東京五輪へ向け、瀬戸選手の挑戦はまだまだ続く。「東京五輪で金メダルを取るために、これからも応援し続けていくだけ」。3年後の活躍に思いをはせ、「瀬戸大也選手を応援する会」の高橋仁志会長(62)は言葉に力を込めた。

 レース後には、瀬戸選手の母親一美さん(50)が会場で応援してくれた人たちにあいさつ。報道陣の取材には「メダルが取れてほっとしています。持てる力を全部出し切って頑張ったのでは」と笑顔を見せた。

 一方で3連覇を逃したことには「簡単にはいい色のメダルを取らせてもらえないのがよく分かったと思う」と指摘。東京五輪に向け、「すごくいい経験ができたのでは」とさらなる飛躍に期待していた。

最終更新:7/31(月) 22:31
埼玉新聞