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プール吸水口で女児死亡11年 ふじみ野市長献花「時止まったまま」

7/31(月) 23:06配信

埼玉新聞

 埼玉県ふじみ野市大井武蔵野の市営「大井プール」で2006年、所沢市の小学2年生戸丸瑛梨香さん=当時(7)=が吸水口に吸い込まれて死亡した事故を受けて、ふじみ野市の高畑博市長らは発生から11年目の31日、同プール跡地で献花し、悲惨な事故を起こさないための安全確認の徹底を誓うとともに、戸丸さんの冥福を祈った。

 献花したのは他に永田喜雄副市長、朝倉孝教育長と市議会の堀口修一議長、小林憲人副議長。

 5人はさら地になった跡地に設置された献花台にユリなどの花束を手向け、黙とうした。高畑市長は「少女の大切な命が失われた事故から11年が経過したが、遺族の時計は止まったままだ。この記憶を風化させないように胸に刻んでいきたい」と決意を語った。

 事故はプールの吸水口の防護柵が強度の弱い針金で留められ、点検や対策が講じられていなかったために発生。市の安全管理が問題となった。

 事故後、市は7月の最終週を公共施設安全点検週間に設定。公共施設の安全点検を実施しているほか、市長らが毎年、跡地で献花している。

 プールは2010年に解体。その後、隣接する大井総合体育館の駐車場などに活用していたが、16年度に老朽化した市内の弓道場2カ所の代替施設として新弓道場を建設することが決まった。民有地だった跡地の半分約1700平方メートルを購入。本年度から2カ年計画で建設する予定という。

最終更新:7/31(月) 23:06
埼玉新聞