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地球の記憶伝える地層標本 11月まで展示・小田原

7/31(月) 22:37配信

カナロコ by 神奈川新聞

 貴重な地層の標本を間近に見られる特別展「地球を『はぎ取る』~地層が伝える大地の記憶~」が、県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田)で開かれている。同館では20年来、地層がむき出しになった崖地の表面を特殊な接着剤や布を使って薄くはぎ取って標本化し、幅広い研究分野の資料として提供できるよう収集・保存している。

 展示されているのは、「地層はぎ取り標本」35点を含む岩石や化石、写真パネルなど約100点。数万年前の箱根火山の噴火や江戸時代の富士山の噴火を示す地層のほか、恐竜が絶滅したとされるいん石の衝突の痕跡とみられる海外の地層などが並ぶ。津波や地震、液状化なども標本を通して見ることができ、大地のさまざまな記憶をとどめていることが分かる。

 このほか、かつてはスケッチや写真に頼っていた地層の記録が、近年の技術によって実物標本として記録できるようになった「はぎ取り」の技術が理解できる動画や道具も紹介。同館は「人間の歴史を含む地球の歴史を知り、現在も変化する地球の未来について考えるきっかけにしてもらえれば」と話している。

 11月5日まで。一般720円など。原則月曜休館。問い合わせは、同館電話0465(21)1515。