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京都で、エリック・カールの絵本展

7/31(月) 16:00配信

Lmaga.jp

『はらぺこあおむし』(1969年)で有名な絵本作家、エリック・カールの展覧会が、7月29日から「美術館「えき」KYOTO」(京都市下京区)でおこなわれています。

【写真】『パパ、お月さまとって!』最終原画、1985年、エリック・カール絵本美術館 ©1986 Eric Carle

エリック・カールは、1925年にニューヨークで、ドイツ人の両親のもとに生まれました。6歳の時に家族でドイツに移住し、16歳でシュトゥットガルト州立芸術アカデミーに入学、グラフィックデザインを学びます。卒業後はドイツでの活動を経てニューヨークに戻り、絵本作家レオ・レオニの紹介でニューヨーク・タイムズのグラフィックデザイナーとして勤務。その後フリーになり、子ども向けテキストの挿絵を担当したのを機に、絵本作家になりました。『はらぺこあおむし』のほか、『1.2.3.どうぶつえんへ』(1968年)、『パパ、お月さまとって!』(1986年)などの代表作があります。

彼の作品の最大の特徴は、そのカラフルな色彩感覚でしょう。ニスで下塗りした薄紙に着色して色紙を作り、それらを切り抜いて貼り付けていくコラージュを用いています。この手法により、紙に着色するよりも軽やかで発色が良く、透明感のある独自の世界を確立したのです。

本展では、動物、旅、家族など4つのテーマで約130点のエリック・カールの世界を展観するほか、彼自身の生い立ち、初期作品、舞台美術など、絵本以外のテーマにも迫ります。また、絵本や本展限定のオリジナルグッズなど、物販が充実しているのもうれしいところ。子どもから大人まであらゆる世代に愛されている絵本ワールドを楽しんでください。

文/小吹隆文(美術ライター)

最終更新:7/31(月) 16:00
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