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BTCC:スバル・レヴォーグ2連勝も、ホンダ・シビックが最後に選手権首位奪還

7/31(月) 16:53配信

オートスポーツweb

 サマーブレイクが明け、いよいよ後半戦開幕となったBTCCイギリス・ツーリングカー選手権。その第6戦スネッタートンのオープニングから連勝を飾ったのは、スバル・レヴォーグをドライブするアシュリー・サットン。その勢いのままレース2終了時には初のポイントスタンディング首位に浮上するも、最終レース3で一矢報いたホンダ・シビック・タイプRのゴードン・シェドンがすぐさまポイントリーダーの座を奪い返す、激しい攻防が繰り広げられた。

【写真】クラッシュの影響でフロント部分に大ダメージを負ったジョシュ・クックのMG6

 7月28~30日の週末に開催されたBTCC第6戦は、イギリス東部に位置する伝統のサーキットが舞台。栄えある後半戦最初のポールポジションを奪ったのは、このサマーブレイク期間のBTCC合同テストでも最多周回を記録していた、ユーロテック・レーシングのジャック・ゴフ(ホンダ・シビック・タイプR)。

 ライバル勢をして「あのタイムは見えない」と言わしめた1分55秒786という驚異的なキャリア初ポールタイムとなり、2番手のコリン・ターキントン(BMW125i Mスポーツ)以下をコンマ5秒近く突き放したにもかかわらず、レース1の序盤はそのフロントロウスタートのウエスト・サリー・レーシング(WSR)のマシンが支配する形となった。

 スタートダッシュに成功しリードを奪ったターキントンのBMWは、後続をマネジメントして5周目に突入したが、ここで名手らしからぬエラーを喫しまさかの単独スピンオフ。これでターキントンは中盤に沈むことに。

 これで首位を奪還したゴフは、そのまま残りの周回を重ねていくものの、ソフトコンパウンドのフロントタイヤが悲鳴を上げ始め無念のペースダウン。レース残り2周となった10周目に、後方から猛然とインにダイブしてきたサットンのレヴォーグに首位を明け渡し、そのまま2秒のギャップつけてチェッカー。

 ゴフは「彼のミディアムタイヤに対してなす術はなかった」と、複雑な2位表彰台に。続く3位には、ホンダ・ワークスのチーム・ダイナミクス、マット・ニール(ホンダ・シビック・タイプR)が入った。


 続くレース2は、1周目からクラッシュによるセーフティカー出動となる波乱の幕開け。その起因となったのは、この後半戦から“現役復帰”を果たしたマキシマム・モータースポーツのスチュワート・ラインズ(フォード・フォーカスST)で、バトルの末にクラッシュした相手は元配下のドライバーであり、今季途中にMGへと電撃復帰を決めたジョシュ・クック(MG6 GT)。レース中のあやとはいえ、両者の因縁を感じずにはいられないクラッシュとなった。

 そのSC出動前に、ポールから盤石のスタートを決めていたサットンの背後には、4番手からFRのトラクションを活かしたWSRのアンドリュー・ジョーダン(BMW125i Mスポーツ)が上がっていたものの、もう一台のスバル・レヴォーグ、ジェイソン・プラトのアウトからの仕掛けで失速し、フロントロウのゴフに先行を許して3番手。

 5周目にSCが退出して再開したレースは、そのオーダーでフィニッシュまで続くかに見えたが、10周目にジョーダンが2番手ゴフに仕掛けると、なんとその間隙をついたのはWSRのチームメイトの2台。

 ロブ・コラード、ターキントンが立て続けにジョーダンの前へ出ると、その周の最後にはWSR軍団がゴフのシビックをも攻略。さらに12周目にはターキントンがチームメイトをかわし、WSR同士で順位を入れ替え14周目にチェッカー。

 サットンが盤石のレース運びでキャリア5勝目、2位にターキントン、3位コラードとなり、この勝利によりレヴォーグのサットンが今季初、キャリアでも自身初となる選手権首位浮上となった。

 そして迎えた最終レース3。サットンがポイントリーダーのままスネッタートンを後にできるかが焦点となったレースは、数々の不運と幸運が重なり、すべてがディフェンディングチャンピオンを味方する展開となった。

 リバースポールからのスタートとなったのは、チームBMRの3台目をドライブするジェームス・コール(スバル・レヴォーグ)。しかし、スタートから後続が襲いかかり集団に飲まれると、ジョーダン、シェドン、コラードのトップ3オーダーに。

 しかし同時に、その後方ではクラッシュが発生。ハンディ・モータースポーツのロブ・オースティンがトラブルからスピン。そのマシンに、なんと2連勝中のスバル・レヴォーグ、サットンが巻き込まれる形となりクラッシュ。レヴォーグはなんとか自力でピットへと戻ったが、修復を行うことなくリタイアを決断。レース早々に、まさかの選手権リーダー不在の状況となってしまった。

 残るレースは、そのまま後続でのバトルを尻目にジョーダンが悠々隊列をマネジメント。しかし、残り2周となったところで今度はWSRのBMWにも不運が襲いかかる。

「コクピットでは何の警告も付いていなかったけど、突然マシンがスローダウンした。僕にはどうすることもできなかった」と語るジョーダンが、まさかのストップ。

 これで首位に浮上したシェドンのシビック・タイプRが労せずして12周のトップチェッカー。続く表彰台にはWSRのコラード、ターキントンの順で並んだ。

 これで2ポイント差でシェドンが選手権首位に返り咲き、2位にはターキントン、3位にコラードのWSR勢、レヴォーグのサットンは選手権4位に後退することとなった。

 次戦BTCC第7戦は、唯一のスコットランド開催となるノックヒル戦で、8月11~13日に開催される。

[オートスポーツweb ]

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