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バーレスク・コメディ映画「ロスト・イン・パリ」、ドミニク・アベル&フィオナ・ゴードン監督のインタビュー公開

8/1(火) 17:01配信

CDジャーナル

 現役の道化師としてのキャリアを持ち、身体的表現が特徴的な「アイスバーグ!」(2005年)や「ルンバ!」(08年)などを手掛けたドミニク・アベルとフィオナ・ゴードンが共同監督を務める映画「ロスト・イン・パリ」が8月5日(土)に公開されます。

 雪深いカナダの小さな村、冴えない日々を送る図書館司書フィオナはある日、パリに住む叔母マーサから助けを求める手紙が届いたことで、勇気をふり絞って旅に出る――。個性的なキャラクターが織り成すストーリーを、夏のパリを舞台にしたカラフルな映像美と、多彩な振り付けや音楽が盛り立てるバーレスク・コメディ「ロスト・イン・パリ」。日本での最速試写会に合わせて来日を果たした両監督はオフィシャル・インタビューに応え、ゴードン監督は作品について「社会からはみ出てしまった人、非常に効率が求められる社会の中で、自分は効率的ではないと感じている人たちを描きたいという気持ちがあります。そんな人たちを称えたいという気持ちですね。メッセージというわけではないけれど、その人たちに対する共感を描いています」と解説。

 本作で披露される豊かな色彩の背景として、アベル監督は「私たちにとって、色を選ぶというのはごく自然なことなんです。映画のスクリーンは絵画のキャンバスのようなものだと思っています。現実をそこで再現しようとしているのではなくて、あくまでアーティストとしての自分たちを表現する場がキャンバスだと思っているので、そこで色を工夫するのは自然なことです」と語り、具体的な表現方法についてゴードン監督は「色のチョイスは少し直観的な部分もありますが、客観的に作品を観ると、惨めな状況に置かれた人や悲しい状況にある人でも、太陽のように輝いている部分を持っていたり、その状況に対して抵抗心を示していたりする場合があり、それを鮮やかな色で表現している部分もあります」と明かしています。

 また両監督は、本作で叔母の“マーサ”役を演じ、今年逝去した俳優エマニュエル・リヴァを評して「エマニュエルが亡くなってしまっただけに、この映画を観るとさらに感動が増してきます。彼女が晩年にこの作品に出てくれたことは、彼女からの贈り物だと思っています」(ゴードン)、「もともとエマニュエルのことを個人的によく知っていたわけではないんです。ただ、実際に会ってみて、自分たちが書いたマーサという人物をはるかに超える素晴らしい人間像を描いてくれる人だと思いました」(アベル)とコメントしています。

最終更新:8/1(火) 17:01
CDジャーナル