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【シンガポール】今年の成長率は2.3%の見通し=IMF

8/1(火) 11:30配信

NNA

 国際通貨基金(IMF)は7月28日、シンガポールの2017年の実質国内総生産(GDP)は前年比2.3%増となり、16年の2.0%増から成長が加速するとの予想を示した。世界経済の見通しが改善していることなどを理由としている。
 IMFは、シンガポール経済は16年末から世界的な電子製品の貿易回復に後押しされ、成長の勢いが増していると指摘。ただ景気回復はまだ広範な分野には及んでおらず、個人消費はなお弱含んだままだとした。また、雇用が引き続き低迷していることにも言及した。
 それでも世界的な需要拡大などを背景に、向こう数カ月でシンガポールの経済成長率、インフレ率はともに徐々に上昇すると予想。経済成長率は18年には2.5%に達するとの見方を示した。16年にマイナス0.5%だった消費者物価指数(CPI)上昇率は17年にプラス0.9%となり、18年は伸びが1.3%に加速する見通しだ。
 IMFは、シンガポールが最先端のデジタル技術や自動化技術を世界でもいち早く取り入れていることに言及。イノベーション(技術革新)やデジタル化などを基にした経済成長を推進し、外国人労働者への依存を弱めようとしていると指摘した。
 一方で、トランプ米政権の内向きな政策や主要新興国の景気減速などが、貿易依存度の高いシンガポール経済に打撃を及ぼす恐れがあると分析。予想より速いペースでの米国の利上げや米ドル高なども、国内の企業や家計に悪影響を与えかねないとしている。

最終更新:8/1(火) 11:30
NNA