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怪物スラッガー・清宮「進路Xデー」は?

8/1(火) 11:01配信

東スポWeb

 第99回全国高校野球選手権西東京大会は7月30日、神宮球場で決勝戦が行われ、怪物スラッガー・清宮幸太郎内野手(3年)擁する早実は2―6で東海大菅生に敗れた。清宮は3打数1安打1四球。歴代新記録の高校通算108号本塁打は今大会では打てなかった。気になる今後については明言せず。進路発表の“Xデー”は代表選出濃厚のU―18ワールドカップ(カナダ)が終わった9月以降とみられているが、その真意とは――。

 早実は先発雪山が初回につかまり1失点。5回には失策が絡み3点を失った。清宮は2―4で迎えた8回の第4打席、反撃の糸口となる右前安打を放ったが、続く野村が痛恨の遊ゴロ併殺打。9回には再び守備の乱れから失点を重ね、反撃及ばず力尽きた。

「悔しいです。今までずっと最後に逆転してこれた。打ってくれると信じていた」と清宮。チームメートについて質問が及ぶと、涙で30秒あまりも声を詰まらせたあと「自分がキャプテンになってから、いろんなことをみんなに言ってきた。練習から文句ひとつ言わず、こんな自分についてきてくれた。準優勝という結果でしたが、日本一のチームだと思う」と続けた。

 気になる今後の進路について、清宮は「高校野球は終わってしまいましたけど、まだ次がある。準優勝で終わったというのは『まだ次があるんだぞ』と神様に言ってもらってるんだなと。まだこの先どうしようかというのは考えてないですけど、どこに行くにしろさらにレベルが高くなる。高校野球よりもずっと長い間野球をやると思うので、ここがマックスじゃなく、まだまだ人生は長いですから。進学かプロかは決めてない? そうですね」と明言を避けた。

 プロ球団からドラフトで指名される際に必要なプロ志望届の提出期限は夏の甲子園閉会後の8月下旬からドラフト会議2週間前までとされており、現時点でプロか進学かを表明する義務はない。清宮の進路について早実・和泉監督は「まだひと言も話してない。これからは彼の人生だからね。彼が決めることだから」とかわしたが、関係者の間では進路表明の“Xデー”は代表選出が濃厚なU―18が終了した9月下旬との見方が有力だ。

 早実のあるOBは「大学進学なら前もって発表してしまうのが大学にもプロにも一番迷惑がかからない。斎藤佑樹(早実→早大→日本ハム)のときもそうだったけど、そうしないのは本人の中でまだ迷っている気持ちがあるということ」とした上で「清宮にはメジャーという明確な最終目標がある。世界中からメジャーリーガーの卵が集まるU―18で自分の実力を試したいという気持ちはあるでしょう。逆にそこで一定の結果を残せば、かねて噂になっている米大進学に一気に気持ちが傾くということもあり得る」と理由を挙げる。

 1年でU―18日本代表に選出された際には27打数6安打2打点と結果を残せなかった清宮だが、大会後「世界のトップレベルに力の差を感じたわけではない。好投手と対戦して、球の質や攻め方をたくさん学ばせていただいた」と手応えを語っていた。時を経て成長した今、進路表明の前に、世界の中での自分の立ち位置を再確認しておきたいと思ったとしても不思議ではない。

 代表に選ばれれば、この日、打てなかった歴代新記録の高校通算108本塁打もU―18前に行われる練習試合以降に持ち越しとなるが、清宮にとっては、それ以上に大きな意味を持った大会となりそうだ。

最終更新:8/1(火) 11:05
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