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オランダ1部・小林祐希に単独インタビュー「わがままなプレー、自分を出す」

8/1(火) 6:06配信

スポーツ報知

 ハリル・ジャパンの構想に入っているMF小林祐希(25)=オランダ1部ヘーレンフェーン=がこのほど、スポーツ報知のインタビューに応じた。6月13日のロシアW杯アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)はバックアップメンバーだったが、同オーストラリア戦(31日・埼玉)とサウジアラビア戦(9月5日・ジッダ)では日本代表復帰の期待がかかるレフティーが、11日に開幕する新シーズンと代表への抱負を語った。(聞き手・恩田 諭)

 ―オランダ2シーズン目が始まる。昨季は納得のいくシーズンだった?

 「(磐田が)J2からJ1に上がり、代表にも選ばれて海外に行って順風満帆だと思われがちだけど、そういう中でもストレスがありました」

 ―オフは日本で何をしていたか?

 「海外に出て日本の良さに気づいたんです。日本ってどんな国? 俺ってどんな人間?って考えたときに、歴史や文化とか、サッカーしかやってなくて学んでなくて、俺、ダサイなって。日本人なのに日本の良さを語れなくて…。だから伝統を学び、農業、陶芸、お茶(茶道)とか日本各地を回りました」

 ―具体的には何を?

 「まずは米からやって、野菜とか。僕が一緒に協力して作っているお米も(山形に)ある。最高の日本の米を作りたいなって。農家で本当にこだわって、最高のお米を作っている人もいる。それを伝えるのも俺の仕事。欧州から入ってきたパンを口にしながら学校に行く子どもがいるのも寂しいこと。やっぱり、日本人だから最高においしいお米を食べて、学校に行ってほしい」

 ―日本代表の6月のイラク戦はどう見た?

 「俺が入って変えられたらと思って見てました。メンバーは監督が決めたこと。呼ばれたら行くし、呼ばれなかったら…。いつも通り普段通りにプレーして、変に期待することなく。自分のやるべきことをちゃんとやっていれば、チャンスはあるかなって。でも、大事なのは待つこと、焦らないこと」

 ―31日には、勝てばW杯の決まるオーストラリア戦がある。

 「オーストラリアはアジア人って感じではない。欧州でやっていて(対戦相手に)同じような感じの選手が多い。だからこそ、対戦してもギャップを感じないと思う」

 ―11日にはリーグが開幕する。

 「ただ(移籍市場の閉まる)31日までは何が起こるか分からない。絶対に移籍しないとか、絶対に移籍するとかは言えない」

 ―フローニンゲンにはG大阪からU―20日本代表のMF堂安律が加入した。ヘーレンフェーンは開幕戦で激突する。

 「可能性のある若い子がどんどん出てくる。チャレンジするだけでも成功だと思う。すごいテクニカルでゴールへの動き、ゴールに対するイマジネーションがあると思う。近いしね、街も。ライバルチームなんで、しっかり勝っておかないと。(北部)ダービーとして意識しています」

 ―オランダで1シーズンやったからこそ口にできることがあると思う。今季の目標は?

 「昨季は自分の地位を確立する、チームから信頼される、サポーターの心をつかむというシーズンだった。オフ・ザ・ピッチのところもそう。試合中も気の利いたプレーだったり、守備的なプレーを意識的にやって、ある程度は確立できた。10アシストという目標もある。ある意味わがままなプレー、FKのキッカーだったりとか、自分を出しにいきます」

 ―チームとしては?

 「日本にいた時は欧州リーグ、欧州チャンピオンズリーグは遠い存在だった。でも(オランダリーグで)3位以内に入ったら(翌シーズンに)チャンピオンズリーグに出られるんですよ。やっぱり一試合一試合に力は入りますね。何事にも運はあると思うんで、運を引き寄せられるように準備をしていたい」

 ◆小林 祐希(こばやし・ゆうき)1992年4月24日、東京・東村山市生まれ。25歳。東京Vユース時代の2010年にJ2デビューし、11年トップ昇格。12年に磐田へ移籍し、16年夏にオランダ1部ヘーレンフェーン移籍。日本代表では16年6月のキリン杯ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(吹田S)でデビューし、同年11月の親善試合オマーン戦(カシマ)で初ゴール。国際Aマッチ2試合1得点。182センチ、72キロ。独身。

最終更新:8/1(火) 6:06
スポーツ報知