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<全国高校総体>空手団体・御殿場西、男女頂点逃す

8/1(火) 9:18配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 空手団体(組手)の御殿場西が、男女ともに3位を手にした。それでもアベックVを狙っていた選手に笑顔はなかった。細矢監督は「持てる力を出してよく戦った。次につながる試合ができた」と悔やむ教え子をたたえた。

 男子は強豪ぞろいのブロックを勝ち上がった。「負けてもおかしくない試合ばかり。何とか競り勝った」と奥山主将。準々決勝の保善(東京)戦も中堅大橋が残り3秒で逆転の1本を取るなど、粘り強く乗り切った。準決勝は日本航空(山梨)の勢いに押され、勝負どころで攻めきれなかった。

 奥山主将は悔しさを口にしながら、「新チームのスタート時は全国出場すら難しかった。苦しい練習でここまで成長できた」と胸を張った。

 女子の準決勝、帝京(東京)戦は激戦だった。1勝2敗で迎えた副将戦。小林が上段突きと上段蹴りで2勝2敗のタイに持ち込んだ。大将千葉は相手の鋭い上段突きに苦しみ、連続ポイントを奪われた。その中でも、全員が最後まで仲間を信じ声を出し続けた。

 春の全国選抜制覇に続く栄冠は簡単ではなかった。「力を出し切り最後まで楽しめた。来年こそ春夏連覇を果たしてほしい」。谷沢主将は後輩に雪辱を託した。



 ■伊藤、攻めて健闘の「銅」 男子組手個人

 空手男子組手個人の2年伊藤(御殿場西)が、初出場で3位と健闘した。

 準々決勝は、高橋(宮城・仙台城南)の上段突きでリードを許した。それでも焦ることなく、積極的に前へ出た。残り20秒で中段蹴りを決め逆転勝ち。細谷監督は「勢いのある攻めのスタイルが貫けた」と振り返った。

 伊藤が「自分よりはるかに格上」と話す崎山(香川・高松中央)との準決勝は、攻めきれずに苦しんだ。「がむしゃらに頑張ろう」と強気で臨んだ。果敢に技を繰り出したが、はね返されてポイントを奪われた。

 全国舞台で気後れすることなく、最後まで攻めの姿勢で立ち向かった。伊藤は「全国で勝負できると自信になった」と語りながらも、「浮かれることなく、練習してもっと進化したい」と気を引き締めていた。

静岡新聞社