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清宮に熱視線 ソフトバンク「868プロジェクト」

8/1(火) 16:45配信

東スポWeb

“清宮祭り”に終わりはない。プロ注目の怪物スラッガー、早実の清宮幸太郎内野手(3年)は聖地・甲子園に帰ることなく最後の夏を終えた。現時点では進路の表明もしていないが、プロ野球界のウエルカムな姿勢に変わりはない。特に熱視線を送るのがソフトバンクで、同じ早実OBの王貞治球団会長(77)との師弟コンビで世界本塁打記録を更新する“868プロジェクト”を用意して歓待する構えだ。巨人の高評価も不動で、高橋由伸監督(42)が熱い思いを口にした。

 ソフトバンクのドラフト戦略は他球団の動向も見据えてギリギリまで最終決定としないことが多い。ただ、今回ばかりはフロントからも「仮に清宮がプロでとなるなら、1位で行くだろう」との声が出ている。

 選手層も厚いことから「今の一塁しか守れない状況では、清原級に打てないと」とのシビアな見方もある。加えて複数球団と競合するのは必至。それでもプロ入り表明の場合、1位候補は揺るがないと見られている。球団関係者は言う。

「ほかに将来的なエース候補、クリーンアップ候補がいるなら別だが、それこそ今年の(ドラフト1位の)田中正義のような選手がいるわけではない。それに即戦力として大学社会人を1位で指名しないといけない状況でもない。実力にプラスして人気面も考えるのは当然のこと。だからこそ過去には斎藤佑樹を1位指名しているし、松坂も大型契約で獲ってきているわけです。競合しようが清宮でというのがスジでしょう」

 前提にあるのが早実OBでもある王球団会長の存在だ。「会長の希望でとかいう話ではなく、結局のところ、そこが決め手になるのでは」(別の関係者)。近年では数少ないスター候補の高卒スラッガーだ。それこそ世界の王がいるソフトバンクで、ともなれば注目も集まる。王会長が言わずとも――というわけだ。

 実際に王会長も清宮について「彼は柔らかい。打者は受け身だけど対応力がある。今は高校生の中でやってるけど、周りのレベルが上がっていけば、そこでまた成長していけるんじゃないか。早実でキャプテンをやっているし、お客さんも呼べる。スケールも大きい」と高く評価している。

 清宮が高校1年時に自身が持つプロ868本塁打に関して「できることなら超えたいと思う」と話した際も「なかなか言えませんよ。(言葉として)出せるというのは並の人とは違う。これからの野球界を引っ張っていく選手。引っ込み思案では応援するほうも楽しくない」と温かいエールを送っていた。西東京大会の決勝で敗れた30日には「俺も最後の夏は(甲子園に)出られなかったから、清宮もいいバッターになるよ。勝ち負けはしょうがない。勝負事だから」と最大級ともいえる励ましの言葉をかけた。

 ドラフトの抽選では、ソフトバンクは工藤監督が高橋純平、田中正義と2年連続で競合を引き当てた“強運”がある。過去には王会長自らくじ引きしたケースもあった。

 王会長が当たりくじを引き当て、早実OBの師弟コンビで世界の本塁打記録を塗り替える――。現時点では大学進学がささやかれているが、清宮に最高のシナリオを用意できるのはソフトバンクだ。

最終更新:8/1(火) 16:45
東スポWeb

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