ここから本文です

キンメダイ完食、きれいさ競う 伊東の旅館で「猫またぎ」選手権

8/1(火) 17:45配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 猫も関心を示さないほど、きれいに食べて-。キンメダイの煮付けを提供する伊東市宇佐美の旅館「金目鯛の宿こころね」が、看板料理をいかに上手に食べ尽くせるかを競う企画を実施している。その名も「猫またぎ選手権」。宿泊客から「伊豆旅行のすてきな思い出になった」などと好評を得ている。

 オーナーの岸本昭男さん(41)が「伊豆の味覚を余さずに堪能してほしい」と、1月から始めた。食べ方を記したマニュアルを配布し、宿泊客は体長40センチ超の下田産キンメダイの完食に挑む。脂が乗ったほくほくの身を箸でそぎ、食後は骨だけが乗った大皿を囲み記念撮影。岸本さんや地元水産関係者らが審査し、優秀者には後日プレゼントを贈る。

 「家族同士で自慢し合うなど、食卓が盛り上がっている」と岸本さん。宿泊客の参加率も高く、手応えを感じている。

 キンメダイの企画が評価され、同旅館は旅行情報サイト「楽天トラベル」が選ぶ「アワード2017 トップマイスター賞」に輝いた。過去にも旅の思い出をしたためた手紙を親族や友人に送ってもらう「幸福のハガキ」など、宿泊客と交流を深める企画を展開。全国の宿泊施設でも数少ない10年連続のアワード受賞を達成した。

 岸本さんは「旅先の出会いは一期一会と考えがち。宿泊後も、いい関係が続く取り組みを続けたい」と意気込む。

静岡新聞社