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子育て支援施設視察 「ネウボラ」普及策探る フィンランド

8/1(火) 10:33配信

福島民報

【フィンランド・エスポー市で服部鷹彦本社報道部記者】福島県議会議員海外行政調査団の「人口問題対策・県産品風評払拭(ふっしょく)対策関係調査班」は31日午前(日本時間31日午後)、フィンランド・エスポー市のショッピングセンター内にある同国発祥の子育て支援施設「ネウボラ」を視察し、県内での普及策を探った。
 ネウボラは妊娠から出産、子育てまで切れ目なく母子の相談に応じる施設で、無償でサービスを受けられる。同国には約850カ所あるとされ、利用義務はないが利用率は100%近いという。同国の出生率は日本の1・44より高い1・7前後で、子育て支援政策の中心的役割を担っている。
 調査団は同施設の責任者、ヘイディ・ラングストロム・カルハパー・チーフからネウボラの概要について説明を受けた。エスポー市には14カ所あり、専門職員「ネウボラナース」113人が業務に当たっている。本県での普及に向けては「子育て支援に熱心な専門職員の育成が欠かせない。利用者の満足度を上げなければ普及しない」とサービス充実の必要性などを指摘した。
 さらにフィンランドでは社会全体で子育てを進めている点を強調した。桜田葉子団長(自民)は「制度の現状を広く伝え、福島版ネウボラの整備につなげたい」と語った。
 県によると、県内では13市町がネウボラを参考にした「子育て世代包括支援センター」を設置している。国は2020年度までに国内全市町村で整備を目指している。

福島民報社

最終更新:8/1(火) 11:05
福島民報