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水素拠点浪江に決定 NEDO、1日にも事業採択

8/1(火) 10:38配信

福島民報

 東京電力福島第一原発事故で被災した福島県内を水素の一大供給地とする国の福島新エネ社会構想で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、世界最大規模の水素製造工場の立地場所を浪江町の旧浪江・小高原発建設予定地と正式に決めた。関係者の話で分かった。1日にも事業採択し、発表する。 
 東北電力が町に無償譲渡する旧浪江・小高原発建設予定地約128ヘクタールのうち、町が約49ヘクタールを産業団地として整備する。このうち約25ヘクタールを水素製造拠点とする計画で、水素工場用地約4・5ヘクタールの造成を優先し2018(平成30)年6月末までに完成させる。水素製造に用いる電力は再生可能エネルギーで賄うため、約20ヘクタールに太陽光発電施設を整備する。 
 県産水素の製造計画を巡っては東芝、東北電力、液化石油ガス(LPG)大手・岩谷産業の3社が水素の製造量や発電量、供給量など事業の可能性調査を続けてきた。専門家による審査で、再エネの導入拡大を見据えた電力系統の需給バランス調整や水素販売のビジネスモデルとしての可能性を高く評価、2020年度までの技術開発事業として採択する方針を決めた。8月中に3社とNEDOで委託契約を結ぶ予定で、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年度の稼働を目指す。県は浪江町に職員5人を派遣し、旧建設予定地の農地転用、造成工事の計画策定などの支援を本格化させる。

福島民報社

最終更新:8/1(火) 11:07
福島民報

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