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板付け舟で大島海峡横断 力を合わせてこぎきる 瀬戸内町古仁屋中

8/1(火) 13:00配信

南海日日新聞

 鹿児島県大島郡の瀬戸内町立古仁屋中学校(前田浩之校長、生徒138人)は7月30日、3年生42人が板付け舟で大島海峡を横断した。生徒たちは古仁屋漁港(奄美大島)から加計呂麻島(かけろまじま)のスリ浜を目指して力を合わせて手こぎ舟を進め、約4キロを自分たちの力で渡りきった。

 板付け舟での海峡横断は、今回で25回目を迎える同校の恒例行事。手こぎ舟で海峡を行き来していた先人の苦労を学ぶとともに、自然体験活動を通して生徒らの感性を高めようと、PTAが主催している。

 海峡横断は先発、後発の2回に分けてそれぞれ4隻の舟で出発。先発の生徒たちがスタートすると、後発の生徒は保護者と共に伴走船に乗り込み、かいをこぐ友人たちに声援を送った。

 生徒の半数以上は、同町の舟こぎ競争などで板付け舟の経験者。この日は晴天に恵まれ波も穏やかな航海日和となり、生徒たちは互いに元気よく声を掛け合って約30分でゴールした。

 初めて板付け舟に挑戦した伊藤雄大君(14)は「とても疲れた。昔の人は大変だと思った」。毎年町の舟こぎ競争に参加するという高希星さん(15)は「海峡横断は大変だったけれど、みんなで力を合わせてゴールできてよかった」と笑顔で話した。
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 大島海峡 奄美大島南部と加計呂麻島の間の海峡。リアス式海岸と美しい海中景観が特徴だ。海域は約22キロ。1974年に国定公園指定。2017年、奄美群島の国立公園指定に伴い、ほぼ全域が国立公園に指定された。

奄美の南海日日新聞

最終更新:8/1(火) 19:25
南海日日新聞