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フォーミュラE新王者のディ・グラッシ「勝因は“決して信念を失わない“こと」

8/1(火) 16:42配信

motorsport.com 日本版

 フォーミュラEシーズン3で新たな王者となったアプト・シェフラー・アウディ・スポートのルーカス・ディ・グラッシ。その勝因はシーズン3のタイトルを決して諦めなかったこと、最後まで毅然とした態度でレースに臨んだことだったと語った。

動画:昨年ディ・グラッシは東京・丸の内に訪れ、フォーミュラEマシンをデモランさせている

 最終戦モントリオールePrixでディ・グラッシが対峙したのは、昨年王者のセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)だった。ブエミはシーズン3開幕戦から最終戦手前まで常にポイントリーダーであり続けた。特にシーズンの折り返し地点であるパリePrixが終了した段階で、ブエミはディ・グラッシに対し、43ポイントという大差をつけていた。

 シーズンで参戦した10戦中6戦で優勝したブエミ(ダブルヘッダーのニューヨークePrixはWEC参戦を優先させたため欠場)だが、リタイアしたパリePrix以外の全レースでポイントを獲得したディ・グラッシは、モントリオールでブエミを逆転、24ポイント差をつけてタイトルを勝ち取った。

「僕は決して信念を失わなかった。チームも同じだ。今年のチームにハッシュタグをつけるとしたら、”#nevergiveup!”だろうね」

「僕たちのマシンは、この選手権がスタートしてから3年間の中で最も競争力がなかったと思う。それでもなんとかやってきた」

「僕自身の話で言えば、パリ以外の全てのレースで完走することができた」

「そして3回ポールポジションを獲得した。確かに浮き沈みがあったけど、常に最高のモチベーションを持ってレースしてきた」

激戦のシーズン3

 ディ・グラッシは、今シーズンがこれまでで最も競争の激しかったシーズンであったことも、勝利したことに対する満足度が高まった理由だと語った。

「今季は、僕たちのチームとルノー、DSヴァージン、マヒンドラが全レースで争いあった。かなり混戦化していて、困難なシーズンだった」

「今季参戦していたドライバーの質も、これまでで最高だったと思う。予選では全てのグループが激しい争いを繰り広げていたし、レベルの高いレースをしていた。だから誰もが自分とマシンの限界を完全に出し切らなければならなかった」

 ディ・グラッシは、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(アンドレッティ)と接触したことでシーズン唯一のノーポイントに終わったパリePrixについて次のように振り返った。

「予選と決勝で苦戦しノーポイントで終わったパリePrixでは、セバスチャンとのポイント差がとても大きくなってしまった」

「僕たちはニューヨークに行って、マシンの競争力がないのにもかかわらずなんとかポイントを稼いだ。そしてモントリオールでは競争力を発揮し、ポール・トゥ・ウィンを獲得することができた。香港やメキシコのような運的な要素もあったけど、仕事をしたし、賢明な戦略があった」

 またディ・グラッシは、今季フォーミュラEに集中したことが、タイトルを獲得する大きな要因となったことを認めている。

「僕が勝利できたもうひとつの理由は、この選手権を全力で取り組んだからだ。とにかく集中し続けることが僕のためになったんだ。心の奥底からそう思うよ」

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