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ヤマハ3連覇。中須賀克行「気持ちを落ち着かせ、タスキを繋ぐことだけを考えた」鈴鹿8耐

8/1(火) 18:28配信

motorsport.com 日本版

 鈴鹿サーキットで行われた2017“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース。同一チームとしては初めて3連覇を成し遂げた#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行/アレックス・ローズ/マイケル・ファン・デル・マーク)のライダーたちが、レースを振り返った。

【写真】追うMuSASHi RT Harc-Proと逃げるヤマハファクトリー

 スタートライダーを務めた中須賀は、いきなり雨が降る難しいコンディションの中、今回最大のライバルと目されていた#634 MuSASHi RT HARC PRO.Honda (高橋巧)と激しいマッチレースを展開。何度か前に出るシーンもあったが、確実にミスなく8時間を走りきるために、抑えながらのレースを進めていったという。

「第1スティントの時は非常に難しいコンディションで、(前に)行きたい気持ちを抑えつつ、しっかりとタスキを渡していかないといけない。気持ちを落ち着かせつついきました」

「もし自分が離されたとしても、彼らがしっかりと挽回してくれると思い、とにかくタスキを繋げることだけに集中しました。その結果、ひとつひとつのタスキがしっかり繋がれていって、優勝することができました」

 今年は全日本ロードレース選手権の序盤戦で転倒が相次ぎ、うまくいかないシーズンではあったが、大きなプレッシャーを跳ね除け、見事鈴鹿8耐3連覇を達成。記者会見では安堵の表情を見せていた。

「自分自身、日本人初の3連覇ということで、記録を作ることもできましたし、本当によかったです。ひと言で言えば、40周年にふさわしい結果になりました」

 昨年に続きアンカーを務めたアレックス・ローズも最終スティントは緊張しっぱなしだったという。

「また鈴鹿8耐で勝てて嬉しいよ。最後のスティントは本当に緊張した。速く走ってギャップを作りたい中でも、しっかりとペースを保っていかなきゃいけなかった。みんなも(3連覇への)プレッシャーも感じていた」

「最後まで走りきることが重要なので、集中力を切らさずに頑張ったよ。とにかく素晴らしいチームだし、今年も素晴らしいバイクだった。また来年も機会があればここに帰ってきたいね」

 そして、今年はホンダからヤマハに移籍し鈴鹿8耐に参戦したマイケル・ファン・デル・マーク。前半には#634 MuSASHi RT HARC PRO.Honda (中上貴晶)に迫られるシーンがあったが、落ち着いたライディングでペースを維持。トップを死守して、チームメイトにバトンを繋いだ。

「本当にハッピーだよ。これまでとは違って今年はコンディションが違って、今までとは違う8耐のように感じた。今までは別のチームで優勝経験があったけど、このチームで勝つのは初めて。コンディションのこともあってペースも速かったし、3人ともそれを維持することができた。素晴らしいチームに感謝したい。この一員になれて本当に光栄だよ」

吉田知弘