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【インターハイ】バレーボール男子 鎮西(熊本)が21年ぶりV ダブルエース躍動

8/1(火) 22:20配信

高校生新聞オンライン

全国高校総体(インターハイ)バレーボールの男子決勝が8月1日、山形市総合スポーツセンターで行われ、鎮西(熊本)が開智(和歌山)を3-0で下し、21年ぶり3度目の優勝を果たした。(文・小野哲史、写真・幡原裕治)

主将の鍬田、不調から復活「みんなが声かけてくれた」

 主将の鍬田憲伸(3年)と1年生の水町泰杜。頼れるダブルエースが「カナリアイエロー軍団」を21年ぶりの日本一に導いた。

 前回覇者の駿台学園(東京)や、大塚(大阪)、東福岡(福岡)といった近年の優勝校が大会序盤で次々と姿を消す中、鎮西は決勝トーナメントに入ってから準々決勝までの4試合をすべてストレート勝ち。順調に勝ち上がったかに見えたが、鍬田は予選グループ戦や1回戦は不振にあえいでいた。

 「畑野(久雄監督)先生を優勝させたい思いや、キャプテンとして、エースとして自分がやらないといけないと考えすぎて、プレーが小さくなってしまいました」と鍬田は振り返る。しかし、「みんなが後ろから声をかけてくれた」ことで徐々に復調し、準決勝の習志野(千葉)戦と開智戦では、持ち味の破壊的な攻撃力を完全に取り戻していた。

中学優勝メンバーの1年生と上級生の息ぴたり

 今年度の鎮西には、昨年12月の全国都道府県対抗中学バレーボール大会で14年ぶりに優勝した熊本チームの主力数人が加入。赤星が「刺激をもらっています」と言うように、元気のある1年生がチームを勢いづけている。その1人で鍬田とともにエースを担う水町は、「大事な場面で引っ張ってくれるのは3年生。1年生は下から押し上げていきたい」と、上級生に厚い信頼を寄せていた。

 セッターの赤星伸城(3年)は、印象に残った試合として習志野戦を挙げた。「今年1月の春高バレーの初戦で負けた相手。絶対にリベンジするという思いで挑みました」と並々ならぬ決意でコートに向かった。最初のセットを落とし、「少し焦りもあった」というが、「まだ1セットあると自分たちに言い聞かせて、しつこくしつこくプレーした」ことが鮮やかな逆転劇につながった。

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