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深谷通信所跡地利用で基本計画案を策定 横浜市

8/1(火) 9:15配信

カナロコ by 神奈川新聞

 神奈川県横浜市は、2014年に返還された在日米軍施設・深谷通信所(同市泉区、約77ヘクタール)の跡地利用について、基本計画案をまとめた。スポーツ施設を備えた公園を中心に市営墓園や外周道路も整備し、広域的な防災拠点としても利用できるよう機能を充実させる。市は8月1日から9月8日まで市民からの意見を募集する。

 案では計画テーマを「緑でつながる魅力的な円形空間」とし、直径約1キロの特徴的な円形形状を生かして、健康・スポーツや地域交流の拠点、豊かな自然環境、防災機能などを創出する。概算事業費は約400億円。市は本年度中に基本計画を策定したい考えで、施設完成は約20年後になる見通し。

 跡地の大半を占める公園(約50ヘクタール)には、野球やサッカーのグラウンド、陸上トラックなどのスポーツ施設を配置するほか、生き物観察ができる水辺や農園などを設ける。

 市内の墓地需要を考慮して、市営の公園型墓園(約12ヘクタール)も整備し、芝生型1万5千区画、合葬式納骨施設3万体の規模を想定している。

 広域避難場所や発災時の活動拠点などとして利用できるよう、平たんなオープンスペースの多い広場を中心に配置し、園路も緊急車両が通行可能な広さを確保、外周道路には停電時にも運用可能な信号のない環状交差点(ラウンドアバウト)を導入する。

 市基地対策課は「計画段階で防災機能を盛り込んだのが特徴。市域全体から幅広い意見を寄せてほしい」と話し、同課ホームページやファクスなどで受け付ける。8月3日午後7時から泉区役所、同5日午前10時から踊場地区センター(戸塚区)で説明会を開催する。問い合わせは同課電話045(671)2472。