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福島の被災者ら招待 鎌倉の旅

8/1(火) 18:35配信

カナロコ by 神奈川新聞

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災した親子らと交流を続ける「未来・連福プロジェクト」が、福島などから約100人を鎌倉市内に招き、旅行と交流を楽しんでいる。7回目となる恒例イベントで、一行は8月1日まで古都の歴史と湘南の夏を満喫する。

 市内の主婦らによる同プロジェクトが福島県三春町と川内村、葛尾村の小学生ら住民を中心に、関東各地で暮らす避難者らも招待。7月29日から建長寺に滞在し、円覚寺や材木座海水浴場で散策や海水浴を楽しんだ。

 31日は高徳院で大仏を見学し、逗子開成高校和太鼓部の演奏を鑑賞。力強くダイナミックなパフォーマンスに、多くの参加者は立ち上がって拍手したり、目頭を押さえたりしていた。

 「建長寺で会いましょう」と題した企画で、2012年9月にプロジェクトを立ち上げて毎年開催。募金やチャリティーコンサートで資金を集め、交通費や滞在費を工面。手料理を振る舞い、鎌倉の子どもたちもボランティアとして運営を支えている。

 昨年双葉町の祖父母と初参加し、今回は誘導などのボランティアも務めるいわき市の中学3年の寺島菜帆さん(15)は「鎌倉の子たちが仲良くしてくれて、私も元気を分けてあげられる人になりたくてボランティアになった。頑張っている鎌倉の子を見ると、負けていられないと思う」と笑顔。プロジェクトの齊藤美代子代表は「震災から6年たち、募金も集まりにくくなっている。被災した人同士の交流の場にもなっていて、少しでも元気に生活してほしいと思って続けている」と話した。