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済州海軍基地の建設に苦しむ江汀の海

8/1(火) 7:22配信

ハンギョレ新聞

江汀村会・全国対策会議など、軟サンゴ破壊の実態報告書初めて出版 海軍基地建設後10年間で荒廃化した江汀の海の姿が明らかに

 済州(チェジュ)海軍基地建設による苦しみは江汀(カンジョン)村の住民だけに限ったものではない。江汀沖合も基地建設工事とその過程で出た浮遊物質などに苦しんでいる。

 江亭村会と済州海軍基地全国対策会議、済州道軍事基地阻止と平和の島の実現に向けた汎道民対策委員会で構成された済州軟サンゴ調査会TF(タスクフォース)チームは26日、これまで10年間、江汀沖合周辺の軟サンゴ群落地に対する実態を調査した「江汀沖合における軟サンゴ破壊の実態報告書」を発表した。軟サンゴ調査チームは同日、道議会道民の部屋で開いた記者会見で「海軍基地の建設地に確定した2007年から10数年間、江亭の海の変化、特に軟サンゴの破壊に関する市民の記録を集めて報告書で発刊した」と明らかにした。

 ボム島と法還(ポップァン)、江汀村を含めた西帰浦(ソグィポ)海域は、水中生態系の価値が国内外的に認められている地域だ。江汀の沖合いは、2000年以降ユネスコ生物圏保全地域(2002)や天然記念物の済州沿岸軟サンゴ群落(2004)、済州道指定の絶対保全地域(2004)など、7つの保護区域に指定された。このうち、済州海軍基地工事現場と重なる地域はいずれも保護区域から除外された。

 同報告書は保護区域に指定された江汀沖合の生態的価値や江汀村が海軍基地建設地に決定された過程、済州海軍基地が建設されてからの周辺景観と軟サンゴ群落の変化、海軍調査報告書の記録などを盛り込んだ。同報告書は特に、海軍基地建設工事時点の2007、2008年と2015年の軟サンゴ群落地に対する比較を通じて、済州海軍基地の直接・間接影響圏である江汀灯台やソゴン島、ボム島、汽車岩など4つの地点周辺に対する調査を通じて、軟サンゴ群落が大幅に減少して破壊された状況を写真と映像で発表した。

 軟サンゴ調査チームは「報告書の発刊をきっかけに関係機関に江汀沖合の軟サンゴ群落の保護管理策作りを要求することにした」とし、「これで艦艇の入出港による江汀の海の変化と軟サンゴ群落の生息を脅かす要因に対する監視活動を続けていく予定だ」と話した。

ホ・ホジュン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)