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避難指示から1カ月 上富田の地滑り地区

8/1(火) 16:46配信

紀伊民報

 和歌山県上富田町岩田で地滑りの危険があるため、町が立平地区の住民に避難指示を出してから1カ月が過ぎた。避難指示は続いているが応急工事が完了し、斜面の亀裂の動きがほぼ止まったため、町は住民の帰宅を一時的に許可している。

 現場は熊野高校近くにある梅畑で、標高約50メートル。降り続いた雨の影響で亀裂の動きを測る伸縮計の数値が基準値を超えたため、町が6月30日、11世帯27人に避難指示を出した。

 国の土砂災害専門家らが現地を調査した結果、斜面の水抜き工事が必要だと判断。県は斜面に3カ所の横穴を開け、長さ15~70メートルのパイプ9本を通して土壌に含んだ水分を排出している。調査観測のための縦穴は9カ所に開けた。縦穴の地表からの深さは8~20メートル。

 亀裂の動きは7月に入ってほとんど止まったため、町は21日、親類宅や町営住宅などに避難していた住民に帰宅を許可した。ただし、台風などの荒天時に伸縮計の数値が動いた場合は避難を呼び掛ける。

最終更新:8/1(火) 16:46
紀伊民報