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飲食業参入、タリーズ取得 「あおぞら薬局」のグランファルマ

8/1(火) 0:53配信

北國新聞社

 「あおぞら薬局」を展開するグランファルマ(金沢市)は、飲食事業に参入する。石川県内外でタリーズコーヒー5店舗をフランチャイズ経営するダイワ通信(同)から店舗の運営を引き継ぐことで両社が合意した。このうち、3店舗は1日付で取得する。グランファルマは飲食業のノウハウを蓄積し、薬局業の効果的な運営にもつなげたい考えである。

 移動通信機器、防犯カメラ事業を手掛けるダイワ通信は、タリーズコーヒーについて、県内で金沢入江店(金沢市入江2丁目)とイオンモールかほく店(かほく市内日角)、県外では日本橋茅場町店(東京・中央区)、ベニバナウオーク桶川店(埼玉県桶川市)、エアポートウオーク名古屋店(愛知県豊山町)の各店舗を運営する。

 グランファルマは1日付で金沢、埼玉、愛知の3店舗を取得し、同日から経営権が切り替わる。ダイワ通信によると、タリーズコーヒーでは正社員、アルバイト合わせて約50人が働いており、経営権が変わっても雇用は維持されるという。事業の売却額は非公表としている。

 ダイワ通信は将来的な上場を視野に、既存事業の選択と集中を進めている。

 本社隣接地で来年2月に完成する新社屋にはAI(人工知能)を駆使した防犯カメラ開発を担う部門やショールームを新設するなど防犯カメラ事業に注力する方針で、飲食事業は手放すことにした。岩本秀成社長は取材に対し、「タリーズコーヒーの売り上げは順調だが、会社の将来を見据えて、防犯カメラ事業に経営資源を集中させる」と話した。

 グランファルマによると、タリーズコーヒーの運営を通じて、利用客のニーズなどマーケティングや飲食業の品質管理、サービス方法を学べる利点がある。柴田剛介社長は取材に対し、「今後、新たな価値観を創造するため、飲食業のノウハウを勉強することは大事だ。チャンスがあれば、新たな店舗を展開したい」と語った。

北國新聞社

最終更新:8/1(火) 0:53
北國新聞社