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【インタビュー】加藤恒平(日本代表)“戦う選手”のルーツにある「責任を取る覚悟」

8/1(火) 8:12配信

SOCCER KING

 5月25日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の口から続々と日本代表メンバーの名前が呼ばれる中、一人の選手の名前が呼ばれたことで会場がざわついた。ブルガリアのベロエ・スタラ・ザゴラでプレーする加藤恒平だ。

 2016年9月にハリルホジッチ監督が「チェックしている」と口にしたことから、突然注目される存在となった加藤。その約1年後には実際に代表に選出された。

 日本でのプロ生活は町田ゼルビアでの1年間のみ。大学時代にはアルゼンチン、町田退団後はモンテネグロ、ポーランド、ブルガリアでプレーしてきた苦労人が日本サッカーの最前線に突然降り立つことになった。

『サッカーキング』では6月の代表戦後、都内で加藤に話を聞き、代表というステージに立った経験を振り返ってもらうとともに、サッカーのルーツなどについて聞いた。

インタビュー=小松春生
写真=野口岳彦

■代表メンバーはピッチ外においても、人として素晴らしい方たち

―――まず、改めて日本代表初招集のことをおうかがいします。代表招集が決まった時のお気持ちから聞かせてください。

加藤恒平(以下、加藤) 最初は少し驚きがありました。もちろん、自分が目標にしていた場所ではあったんですけど、このタイミングで自分が呼ばれるという期待はしていませんでした。驚きと嬉しさと感謝です。でも、今までやってきたことが評価されて代表に呼ばれたので、そこから特別何かを変える、準備をするという思いは全くありませんでした。今まで通りしっかりと準備をして合流しようという思いでした。

―――発表されてから、いろいろな方から連絡も来たと思います。

加藤 何年ぶりくらいかに連絡がくる友達もいました。よく言う「親戚が増えた」ということは、こういうことなのかと思いましたね(笑)。でも、それはありがたいことです。

―――代表合宿では選手として、新しい発見はありましたか?

加藤 単純に個々が選手としてトップレベルなので、当たり前ですけど「うまいな」と思いました。一番感じたこととしては、ピッチ外においても、人として素晴らしい方たちで、それがないと代表に呼ばれ続けられないのかなと。僕が初招集だからと言って、上から物を言うとかではなく、本当にフラットな目線で聞いたことに対して真摯に答えてくれました。溶け込めるように積極的に声をかけてもらったり。気を遣わせてしまったとは思いますが、そのおかげでストレスなくやれました。

―――顔見知りだった選手はいましたか?

加藤 全員初対面です。ユースの時に試合をしたことがあって、今思えば対戦相手にいたな、という話はしていました。向こうは僕のことを覚えてなかったですけど、僕はしっかり覚えていましたね(笑)。

―――代表合宿初日では久保(裕也)選手と積極的に会話していましたね。

加藤 最初はそうですね。僕は京都の立命館大学出身なんですが、彼は京都サンガのユース出身で、大学にユース選手だった共通の友人がいたので、その話題から入っていきました。宇賀神(友弥)選手とも、お互い初招集でいろいろ感じることもあったので、話が合いましたね。

―――ヴァイッド・ハリルホジッチ監督とは招集前に会ったりされましたか?

加藤 合宿が初めてでした。チェックをしているという話は以前からもらっていて。それだけでもありがたかったですね。ブルガリアなどでやっていて、チェックしていると連絡をいただいたことが今まではなかったので、東欧を含めて周辺国でプレーしている選手にもチャンスがあるんだなとすごく感じました。実際に合宿で会うと要求がすごく高く、厳しい監督ですが、緩ませるところは緩ませて、たまにジョークを言ったり、オンとオフの切り替え方は上手だと思いました。

―――監督が繰り返して使っていたり、印象的だった言葉はありますか?

加藤 やはりデュエルという言葉は使っていました。僕も記事ではよく見ていましたけど、実際にデュエルへこだわることは普段の練習でも、試合でも言っていました。僕に対しても、そこが求められている部分でありますし、そこが評価されて呼ばれたと思うので自信を持っています。

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最終更新:8/1(火) 8:12
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