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中国人民元のキャリー取引が復活-中銀の安定化策が寄与

8/1(火) 10:20配信

Bloomberg

中国人民元のキャリー取引が戻ってきた。

ドルを売り人民元資産を購入するキャリー取引は、ここ3カ月で価格変動調整後のリターンを測るシャープレシオがアジアで最も高くなっている。政策調整と金利の高め誘導に加え、好都合にもドル安が加わり、中国人民銀行(中央銀行)は状況を大きく変えることができた。

人民元の引き合い増加は、元高進行や資金流入増大を示唆しており、バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチとバークレイズは2017年末時点の元相場見通しを引き上げている。

インベスコ香港のアジア太平洋債券担当最高投資責任者(CIO)、胡嘉林氏は「人民元に対し一段と強気になっている。消費者インフレとの比較で利回りが高い元建て債にバリューがあるとみている」と述べた。

スコシアバンクの高奇ストラテジスト(シンガポール在勤)は、対ドルで人民元に賭けることが唯一の利益を生む可能性のある取引ではないと指摘し、韓国ウォンに対して人民元を買い入れることを勧めた。北朝鮮のミサイル発射実験を巡る緊張の高まりでウォンが下落する公算が大きいとしている。

原題:The Yuan Carry Trade Is Back on Top as China Enforces Stability(抜粋)

Justina Lee

最終更新:8/1(火) 10:20
Bloomberg