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米国製の核シェルター、日本からの注文殺到-北朝鮮脅威で

8/1(火) 10:39配信

Bloomberg

米国の工場から世界各地の顧客に核シェルターを出荷しているアトラス・サバイバル・シェルターズ(カリフォルニア州)のビジネスがこれほど活況だったことはかつてない。「ボムネード」は最もよく売れている核シェルターの一つで、値段は1万8999ドル(約210万円)からだ。

世界情勢全般、特に金正恩朝鮮労働党委員長が米国本土を攻撃し得るミサイルの開発を進めていることを考えれば、同社の核シェルターの需要が高まっているのは驚きではない。興味深いことに、核シェルターへの関心が最も急速に高まっているのは米国ではなく日本だ。日本は長期にわたり北朝鮮の射程圏内にある。

「今、最も盛り上がっているのは日本だ」。アトラス・サバイバルのオーナー、ロン・ハバード氏はそう語る。同社は半年から1年居住可能なモデルの地下シェルターを十数種類製造しているが、その一部には避難用トンネルや除染室、防弾ハッチが装備されている。

日本人は数十年にわたって北朝鮮を脅威と見なしてきた。一部の国民は緊急事態に対して真剣に準備してきたが、北朝鮮が7月4日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し警戒レベルが高まった。日本にも小規模な核シェルターメーカーのセクターはあるが、米国はサバイバルを目指す人々のネットワークが豊富なことが特徴で、「ハルマゲドン(終末)」に備えるビジネスの中心地と言える。

地下シェルターメーカーのライジング・S(テキサス州)にもアトラス・サバイバル同様に問い合わせが殺到している。ゼネラルマネジャーのゲーリー・リンチ氏によれば、同社の鉄鋼製シェルターに関する問い合わせは過去3週間に倍増し、うち80%が日本からのものだという。

ライジング・Sのウェブサイトに掲載された設計図には多くの装備が並んでいる。除染区域やフィットネスセンター、スイミングプール、射撃場、ビリヤード台付きのゲームルームやポルシェを駐車するガレージなどだ。50人以上が宿泊可能でボーリング場付きのシェルター「アリストクラット」の価格は835万ドルとなっている。

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最終更新:8/1(火) 10:39
Bloomberg