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ソフトバンク、チャーター買収提案のための融資650億ドル確保-関係者

8/1(火) 11:01配信

Bloomberg

ソフトバンクグループは米チャーター・コミュニケーションズへの正式な買収提案に向け4行から最大650億ドル(約7兆1500億円)の融資を確保した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

当初の提案はチャーターの取締役会に拒否されたが、孫正義社長が提案を進めることを選択すれば、融資の確保は取引に向けた立場を強める。同関係者によると、ソフトバンクが7月に暫定的な提案を行った際に、孫社長は既に融資を確保しており、同社長はチャーターからの反応に基づいて正式提案を調整する公算がある。関係者が情報の部外秘を理由に匿名を条件に語った。

同関係者によれば、正式提案は今週はない見通しで、孫社長が最終的に提案を進めないと決断する可能性もある。孫氏の計画は、米スプリントの株式84%を握るソフトバンクが、スプリントの未保有株をプレミアムを付けた価格で取得した上で、チャーターを現金と株式で買収し、2社を新しい公開企業として統合するといったものだった。

この計画は、ソフトバンクが新会社の株式を過半数握り、チャーター株主が残りを保有する内容だったが、関係者2人によれば、チャーターの取締役会は、同社株主にとってはスプリントとの統合で誕生する会社の少数株主となるよりも、100%所有し続けるほうが望ましいと判断した。同取締役会はさらに、新会社が抱えることになる650億ドルの債務は重過ぎると考えたと、関係者1人は説明した。

資産家のジョン・マローン氏がリバティ・ブロードバンドを通じてチャーターの株式21%を握っている。孫氏は、マローン氏およびウォーレン・バフェット氏とスプリントへの出資の可能性について協議していたが、関係者1人によると、マローン氏はソフトバンクの提案を拒否したチャーターの決定に同意したという。

米2位のケーブルテレビ(CATV)運営会社であるチャーターの時価総額は1070億ドル。630億ドル余りの長期債務を抱え、昨年の収入は408億ドルだった。

米4位の無線通信事業者スプリントの時価総額は約320億ドルだが、長期債務はこれより大きい。2013年にソフトバンクに買収されて以来、多額の赤字を計上した。

ソフトバンク株は日本時間午後0時42分現在2%安の8777円と、3日続落となっている。

原題:SoftBank Said to Have $65 Billion in Funds for Charter Deal (1)(抜粋)

株価を追加して更新します.

Alex Sherman

最終更新:8/1(火) 14:29
Bloomberg