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ヒアリで注目、「虫対策」関連5銘柄

8/2(水) 6:20配信

ZUU online

最近、連日のようにメディアを賑わせている「ヒアリ」。日本で最初に見つかったのは、2017年5月のこと。「殺人アリ」とも呼ばれるこのアリの一種は、中国広東省の港から兵庫県の尼崎市に宛てて輸送されたコンテナの内部から見つかったもので、その後も各地で相次いで発見が続いている。もっとも、実際には刺されると激痛を生じたりはするものの、死に至る危険は高くないそうだが、株式市場で関連銘柄が注目されている。

■アリ用殺虫剤のアース製薬

大塚製薬グループにあって殺虫剤のトップメーカーであるアース製薬 <4985> は、オーラルケア製品や入浴剤などの日用品でも広く知られており、傘下にはバスクリンや白元がある。同社は6月20日、国内の殺虫剤に特にヒアリを対象害虫とした商品はないものの、ヒアリ自体は薬剤抵抗性が特別に強いわけではなく、通常のアリ用殺虫剤でも十分に効果が発揮されると考えられる旨のリリースを発表している。

同社の商品では、エアゾールタイプの「アリアース W」や「アリアースジェット」、液剤タイプの「アリの巣徹底消滅中」、「アリアース速効液」、「お庭の虫コロリ速効シャワー」などが直接的な駆除効果を持つという。また、毒餌剤である「アリの巣コロリ」や「スーパーアリの巣コロリ」、「ハイパーアリの巣コロ リ」なども効果を発揮するという。ただ、ヒアリは一旦定着すると根絶することが困難となるため、早期発見、早期駆除により定着前の根絶を図ることが重要で、個人で駆除するのは避けて、管轄区域の環境省地方環境事務所に連絡してほしいと訴えている。

■殺虫剤と言えばフマキラー

フマキラー <4998> は殺虫剤では国内第3位で、園芸用品や花粉対策品の分野でも幅広く事業展開している。同社は海外で「ヒアリ」へのアリ対策剤の効果試験を実施、その効果が確認されているという。

今回の試験において効果が確認されたアリ対策剤は、アリ用エアゾール「アリフマキラー」や「アリカダン」、アリ用粉剤の「アリ・ムカデ粉剤」や「アルゼンチンアリ殺虫&侵入防止粉剤」、「アリカダン粉剤」、アリ用液剤の「巣のアリ退治 液剤」など豊富にある。

■シロアリ防除のアサンテ

アサンテ <6073> は東北、関東から関西まで営業網を広げ、農協や生協との提携によって業容を拡大している住宅用白アリ防除のトップ企業だ。

ヒアリの発見以来もてはやされている「シロアリ防除」関連銘柄だが、実はシロアリは昆虫網ゴキブリ目シロアリ科、もしくはシロアリ目の昆虫の総称とされており、ハチ目のアリの一種であるヒアリとは明らかに別物だ。それでも「アリ」の呼び名が株価を左右しているわけだが、一方でシロアリの防除手法がヒアリにも効果があるのかどうかについては、今後の検証に委ねられているのだから、やはり関心を持ち続けておく必要がありそうだ。

■防虫忌避素材のサニックス

太陽光発電設備工事の大手で、廃棄プラスティックスの処理や電力販売に幅広い事業展開を見せるサニックス <4651> は、実は創業時は白アリ防除の企業だった。

同社に対しても、やはりヒアリとシロアリの関連性についての問合せが殺到しているようで、同社のHPには環境省の発表による「ヒアリに関する諸情報について」という広報内容が開示されている。

■特許技術で防虫のニックス

ニックス <4243> は工業用ファスナーやプリント基板収納用ラックなどのプラスチック製品を展開している企業だ。ウェーブロックHD <7940> の子会社ダイオ化成が、「虫のイヤがるテープ」と「虫忌避テープ」の2種類について、ホームセンターや通信販売サイトを通じての販売に力を入れているが、両者の防虫成分にはニックスの開発による、防虫成分が徐々に染み出るという特許取得技術が使用されている。(ZUU online編集部)

最終更新:8/2(水) 6:20
ZUU online

チャート

アース製薬4985
5140円、前日比-40円 - 10/20(金) 15:00

チャート

フマキラー4998
1963円、前日比+23円 - 10/20(金) 15:00

チャート

アサンテ6073
1977円、前日比+21円 - 10/20(金) 15:00

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