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スマホ決済導入へ 常陽銀、配信事業会社と連携

8/2(水) 6:00配信

茨城新聞クロスアイ

常陽銀行(本店水戸市、寺門一義頭取)は、コンテンツ配信事業のエムティーアイ(東京)と連携し、銀行口座に直結したスマートフォン決済サービスの導入に向けた実証試験を8月に開始した。買い物時に商品に対応したQRコードをスマホで読み込むと、事前登録した銀行口座から代金が直接引き落とされる仕組み。カードなどは不要で、同行の口座とスマホやタブレット端末があれば利用できる。当面は同行員が水戸ヤクルト販売(水戸市)の協力を受けて利便性などを実証し、来春にも顧客向けのサービス開始を目指す。

実証試験では、同行本店に勤務する行員を対象に、ヤクルト商品の訪問販売時にスマホ決済を試行する。商品購入時に販売員が端末に販売金額を入力すると、QRコードが発行され、購入者がスマホの専用アプリで読み込んで実行処理することで支払い用口座から代金が支払われる。

8月から3カ月間、行員約100人が利用し、運用に当たっての意見などを商品開発に反映させる。サイバー攻撃に備え、運用時は利用金額の上限を設定する方針。セキュリティー上の安全性を確保した上で、来春の本格導入を目指す。

スマホ決済導入に伴い、業務効率化とともにコミュニケーションの時間の確保が図られ、「買い手と売り手の新たな絆をつくるきっかけの一助になること」(同行)も期待する。

同行は「スマホと口座があれば、初期費用もかからず、現金やクレジットカードを所持しなくてよくなる。今回の試験結果から得られたノウハウを基にさらなる実証を重ね、キャッシュレス社会の実現に貢献するサービスの提供を目指す」としている。 (松崎亘)

茨城新聞社