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〔渇水〕早明浦ダム水位低下で再び取水制限 中部・四国を中心に影響広がる(8/2)

8/2(水) 15:00配信

レスキューナウニュース

気象庁は2日、北陸と東北が梅雨明けしたとみられると発表し、これにより全国で梅雨明けしました。
少雨傾向は続いており、中部地方では愛知県を流れる矢作川水系矢作川で工業用水の40%取水制限が実施されたほか、一度解除された天竜川でも再び制限が始まりました。四国地方では早明浦ダムの水位が再び低下し、一時解除されていた吉野川水系吉野川の取水制限が再開されました。また、愛媛県今治市の主な水源となっている蒼社川水系では、7月21日に開始された取水制限が26日に強化され、工業用水では65%弱に及ぶ制限が行われています。【8月2日15:00現在、レスキューナウまとめ】

■対応状況
【取水制限実施】〔国土交通省・静岡県・今治市など〕
<関東>
・荒川水系荒川   :水道・農業用水20%(7月21日09:00~)
・利根川水系鬼怒川 :水道・農業・工業用水10%(7月6日09:00~)
・利根川水系渡良瀬川:水道・農業用水10%(6月23日09:00~)

<中部>
・矢作川水系矢作川 :水道用水20%、農業用水30%、工業用水40%(8月1日09:00~)
           7月25日から実施中の水道用水10%、農業用水20%、工業用水30%を引き上げ
・天竜川水系    :水道用水5%、農業・工業用水10%(7月27日09:00~)
・宮川水系宮川   :農業用水25%(7月26日00:00~)
           6月22日から実施中の農業用水35%を引き下げ
・櫛田川水系櫛田川 :水道・農業・工業用水全体で30%相当(6月22日00:00~)
・大井川水系大井川 :水道用水5%、農業・工業用水10%(6月19日15:00~)

<中国>
・斐伊川水系斐伊川 :水道・農業用水全体で40%相当(7月24日09:00~)
           7月18日から実施中の水道・農業用水全体で30%相当を引き上げ

<四国>
・吉野川水系吉野川 :水道・農業・工業用水20%(6月17日09:00~)
           7月5日09:00から一時解除していた取水制限を7月29日09:00から再開
・蒼社川水系    :水道用水25%、工業用水65%弱(7月26日12:00~)
           7月21日から実施中の水道用水20%、工業用水60%弱を引き上げ
・重信川水系石手川 :水道用水5%、農業用水22.2%、かんがい用水10%(7月1日00:00~)
・吉野川水系銅山川 :水道用水5%、工業用水30%(6月19日00:00~)

【対策中】〔国土交通省〕
<関東>
・那珂川水系那珂川 :渇水対策支部設置(3月10日~)
・久慈川水系久慈川 :渇水対策支部設置(3月10日~)

【解除】
・なし

■各地の状況
<関東>
・山梨県内は春先から降水量が少なく水不足が深刻化し、富士北麓地域では特産のトウモロコシが生育不良に。富士河口湖町は住民に節水を呼びかけ〔YBS〕

・神奈川県清川村の宮ケ瀬湖では、7月27日時点の貯水率が過去最低の58%となり、2013年9月15日に記録した過去最低の59.4%を更新。水位がかつてなく低下し、湖底に沈んだ橋や道路が出現〔神奈川新聞〕

<中部>
・長野県伊那市の県企業局南信発電管理事務所によると、少雨傾向が顕著な県南部では取水源のダムなどの水が不足し、農業用水への供給を優先するため水力発電所が運転できず。伊那市の春近発電所が7月26日時点で12日間連続で発電量が0になったほか、他の発電所でも運転できない日が。同事務所は春近発電所について「運転できない日が続く」と推測〔長野日報〕

<九州>
・県内の梅雨(6月6日~7月19日)の期間降水量は、前線の影響で短期間かつ局地的に雨が降り、豪雨被害が発生した日田市、中津市の観測地点など3か所で平年の雨量を上回った。一方その他の県内14観測地点では平年を下回り、水不足の懸念も〔大分合同新聞〕

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