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【W杯アジア最終予選】8・31激突の豪州大変貌 対して日本は…

8/2(水) 11:02配信

東スポWeb

 W杯切符を懸けた大一番の勝敗を左右するのは、両チームの“海外組”か。ハリルジャパンが臨むロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦(31日、埼玉)までいよいよ1か月を切った。相手は6月のコンフェデレーションズカップを経て急成長を遂げ、現在は国外でプレーする選手の活躍が顕著。対照的に日本は欧州組の中心選手に不安要素が多く、厳しい情勢だ。

 昨年10月の最終予選で日本がオーストラリアと対戦した際は、アウェーながら終始押し気味に試合を進めて1―1の引き分け。最大のライバルとのアウェー戦で勝ち点1は上々の結果だった。

 しかし宿敵は当時と比べ大きな変貌を遂げている。6月のコンフェデレーションズカップに出場したオーストラリアは、前回W杯王者のドイツに2―3と善戦。アフリカ王者カメルーン、南米王者チリとの戦いもともに1―1と互角に渡り合い、世界レベルの実力を証明した。

 しかも3試合とも戦術や選手を変えながらの戦いぶりだったとあって、視察した日本サッカー協会の西野朗技術委員長(62)は驚きを隠さなかった。「オーストラリアは本当に苦しい試合を経験できたのは大きい。メンバーを入れ替えたり、コンビネーションを変えたり、そういう中で3試合やってだんだんしっくりきていた。最終的にどうまとめてくるのか…」とアンジェ・ポステコグルー監督(51)の“七色の采配”に警戒を強める。

 変幻自在の戦術を可能にしているのは、個々の選手の急成長によるチーム力の底上げが大きい。特に海外組の躍進は目覚ましい。

 サイドで多くのチャンスをつくるFWマシュー・レッキー(26)は今夏にドイツ1部ヘルタに移籍。プレシーズンマッチではゴールを重ね、同じポジションのFW原口元気(26)を追いやってレギュラーの座をつかみつつある。さらに大黒柱のMFトム・ロギッチ(24=セルティック)は欧州チャンピオンズリーグ予選で2試合連続ゴールを決めるなど絶好調。さらにポステコグルー監督が日本戦の秘密兵器として期待する18歳の“超新星”MFライリー・マグリーは今夏にベルギー1部の名門クラブ・ブリュージュに移籍し、高い評価を得ている。西野委員長も「いろんな選択肢を持っている。チーム力は間違いなく大きくなっている」と層の厚さに舌を巻いている。

 一方でハリルジャパンの海外組は、メキシコに渡ったFW本田圭佑(31=パチューカ)が右ふくらはぎを痛めてデビューの見通しが立っていない。原口はイングランド移籍が暗礁に乗り上げたことでクラブで干されつつあり、MF香川真司(28=ドルトムント)やMF長谷部誠(33=Eフランクフルト)は故障明けで、実戦への不安がつきまとう。

 決戦への準備段階でオーストラリアに水をあけられている日本。本番までに巻き返せるか。

最終更新:8/2(水) 12:25
東スポWeb