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誠也の先制V打で広島M点灯王手 阪神に連勝&DeNA黒星で「36」

8/2(水) 6:03配信

デイリースポーツ

 「広島4-3阪神」(1日、マツダスタジアム)

 広島が4番の一打で速攻を決めた。初回1死一、二塁から鈴木誠也外野手(22)が中前へ先制打。打線に勢いを呼び込み、この回、計3点を奪って試合の主導権を握った。チームは連勝で2位阪神とのゲーム差は「11」。2日にも優勝へのマジックナンバー「36」が点灯する。

【写真】鈴木誠也の先制打

 夕日に照らされ、より赤く映えたスタンドから大歓声が注がれる。目の前のチャンスを一振りでモノにした鈴木。先制打でチームに流れを呼び込んだ。

 「立ち上がりからああいう形になってよかったです。チャンスなので積極的にいこうと思っていました」

 0-0の初回。先頭の田中が四球で出塁し、菊池が犠打でつないだ。1死二塁から丸も四球で一、二塁と好機拡大。4番に打席を回した。1ボールからの2球目、甘く入った左腕・岩貞のカットボールに反応。中前へはじき返した。その間に二走・田中が本塁へ生還。上位打線で先制点をもぎ取った。

 主砲の一打に助っ人も奮起。2死一、二塁からエルドレッドが左中間へ2点二塁打を放ち、この回計3点を奪った。

 貴重な先制の一打を放っても、鈴木は1安打では満足しない。2、3打席目を三振で仕留められ、迎えた第4打席。七回2死二塁の場面で左飛に打ち取られた。唇をかみしめながらベンチに戻ると、頭を抱えてしばらく座り込んだ。再び立ち上がり、右翼の守備に就いたが表情は険しいままだった。

 シーズン前には10割を宣言していた男。1打席も無駄にしたくない。緒方監督は「凡打すればベンチで力一杯悔しがる。1打席に集中して闘争心むき出しでいくのだから、いまのチームの状態だったら彼を4番としてやっていく」と全力を注ぐ鈴木に高い信頼を寄せた。

 8月に入り、まだまだ猛暑日は続く。迎えた夏本番。額から大粒の汗が流れようが、開幕から鈴木の準備は変わらない。試合開始の約7時間前には球場入り。練習前には安部、野間、バティスタらと早出で打撃練習を行い試合に備えている。

 チームは最速で2日にマジック「36」が点灯する。だが、気は緩めない。この日の試合後も、いつもと変わらずベンチ裏で黙々とバットを振った鈴木。悲願の連覇へ。貪欲に上を目指し続ける若き主砲が、最強鯉打線の軸となってチームの勢いを加速させる。

 ◆2日にも優勝マジック点灯 広島が2日の阪神戦に勝利し、DeNAが中日に敗れると優勝マジック36が点灯する。

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