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巨人・阿部 “2000安打達成休養プラン”

8/2(水) 18:32配信

東スポWeb

 巨人が1日のヤクルト戦(静岡)で今季最多となる18安打の猛攻で今季初の2桁得点を叩き出し、10―3で爆勝した。攻撃重視の打線が真価を発揮する形になったが、ベテランの主砲・阿部慎之助内野手(38)はチーム事情からフル稼働状態。疲労は蓄積するばかりで、首脳陣からは“2000安打達成休養プラン”が浮上している。

 初回こそ2点を先制されたが、3回に飛び出した先発投手・マイコラスの1号ソロを号砲に、5回には阿部のラッキーなポテンヒットで同点。亀井の2発を含む5安打6打点の大暴れもあり、気がつけばチームは毎回の18安打で4連勝を飾った。借金も3まで減らした由伸監督は、大爆発の攻撃陣を「そこを期待していますし、そういう攻撃が今日はできた」とたたえた。

 そんな中で打線の中軸に座り続けているのが、この日も「4番・一塁」で先発出場した阿部だ。6月中旬に右ヒザの故障で一時戦線離脱したが、スピード復帰後は再びクリーンアップを託されている。満身創痍のベテランをなかなか休ませられず、今季のスタメンは74試合目となった。その背景にはチームの上位進出だけではなく、コンディション不安から途中交代することの多い坂本や長野の存在も影響している。

 そこで首脳陣の間からは「慎之助は自分から絶対に言わないけど、かなり疲労はたまっているだろうし、2000本のプレッシャーを感じているはず。慎之助が2000本まで届いたら休ませながら使っていくのも手じゃないか。それまでに何とか(坂本らには)万全に近い状態に戻してほしい」と、この日の1安打で「あと14本」に迫った“2000本休養案”が持ち上がっている。

 偉業達成へ突き進む阿部のモチベーションは高い。この日、阿部は記録への重圧について「何とか早く打たなくちゃいけないと思うんだけどねえ。(打席で)打てなかったら、それがプレッシャーにもなる。そのプレッシャーはキツい。でも、2000本を打てるのは一生に一度だけだから。キツいけど、そのプレッシャーを楽しめるのも今しかないんだよね」と思いを打ち明けた。

 G党手製の“ABEメーター”にも背中を押されているという。スタンドには2000本までの残り本数をカウントダウンするボードが躍り、背番号10は「見えてるよ。見ていてくれて、うれしいなと思ってる」と笑顔を見せた。

 この日は5点をリードした7回の守備からベンチに退いたが、攻撃陣の奮起があったからこそ。大黒柱に休養を与えるためにも、本人の“ラストスパート”と仲間の奮起は欠かせない。

最終更新:8/2(水) 18:41
東スポWeb